70年代中期から80年代に活躍したフロリダ出身のサザン・ロック・バンド。18年ぶりの2012年作!伸びやかな多重アカペラ・コーラスで幕を開け、ギターがエッジの立ったリフ&リズムを刻み、サビはライヴで大合唱になること間違いなしの盛り上がりで、ソロではツイン・ギターまで聴かせちゃうオープニング・ナンバーからかなりキてます!このヌケの良さは、これぞサザン・ロック!それ以降も、カントリー・フレイヴァーなメロディアスな楽曲からハード・エッジなナンバーまで、ベテランとは思えない瑞々しさに溢れた楽曲で畳み掛けます。新世代のオルタナ・カントリー・バンドと対バンしても、パワー&リリシズム双方で全く引けを取らないというか、飲み込んでしまいそうな勢いにはびっくり。サザン・ロックのファンは必聴!それにしても、ここぞで盛り上げてくれる哀愁のコーラスとツイン・リードのドラマティックさはたまらんです。
バキバキのブルース・ギターやグルーヴィーなオルガンが炸裂する悶絶の米ブルース・ロック!この未発表盤、めちゃカッコ良いです!
2,290円(税込2,519円)
「音楽歳時記」 第六十四回 5月 そうだ、ハード・ロックを聴こう。 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
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