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ドイツでもトップのクオリティを誇るハード作（0 拍手）
たすけさん レビューをすべて見る
「オペレーション」「フードゥー・マン」の悪意はなく、さわやかと言っていい（いや、あくまで彼らの諸作の中で、という位置づけです。）オルガン・ハードを聞かせる4作目です。シカゴが恰好良かったので、ブラスを入れてみました、という曲もあり、この節操のなさがマイナー・バンドらしいです。ただマイナーと言っても、ユーザーを楽しませるんだ、という精神はちゃんとあるので、一緒に歩いていこう、どこまでも、の気持ちになります。
かつて日本のレコード産業は、世界大手と結んで会社名をつくっていました。東芝EMI、ワーナー・パイオニア、RCAビクター、CBSソニーなどというように。それからすると、なかなか手を出しにくかったのが、キング・レコードとかテイチク・レコードとかの独立系レーベルの洋楽です。洋楽と言っても何をつかまされるか判らないぞ、という無言の迫力を感じたものです。バース・コントロールは、テイチク・レコードから出ていて、彼らの音を知るのにバイアスかかっていました。自分は弱かったです。
キーボードにゼウス・B・ヘルドを迎えたバースの音は、明らかに世界性を獲得していて、英国のバンドと比べても遜色ありません。色眼鏡で見るのはやめたほうがいい、とつくづく思っています。この盤の各曲は、聴きやすく堂々としていて、とても落ち着きます。
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