REP5241(REPERTOIRE) 【2011年発売CD】
紙ジャケット仕様。
NEONレーベルの中でも最もレアなサイケデリック・ロックの質感を有したハード・ジャズ・ロックで夢うつつ?VAN DER GRAAF GENERATORを髣髴とさせるような質感が漂う、非常に中身の濃い名盤です。
サイケデリック・ロックの質感を有したハード・ジャズ・ロックを基本に、Mick FletcherのサックスをフューチャーしたKING CRIMSONやVAN DER GRAAF GENERATORのようなサウンドが特徴の、イギリスのプログレッシブ・ロック・グループの71年2nd。NEONからリリースされた本作は、KEEFによるジャケットが有名な1枚であり、前作以上に起伏に富んだアプローチによるヘヴィー・ロックを聴かせる名盤です。特にサックスなどに前作以上にVAN DER GRAAF GENERATORを髣髴とさせるような質感が漂う、非常に中身の濃い名盤と言えるでしょう!
ジャケットはロジャー・ディーン、VERTIGOからリリースされた70年作、ユニークな曲進行が耳に残る個性派ブリティッシュ・ブルーズ・ハード
1,290円(税込1,419円)
クリムゾン『宮殿』を思わせるような、スリリングで強靭で熱気あふれるサックス…。そんなサックスをフィーチャーしたプログレを集めてみました!
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日本では何故かウケてない(?)大名盤(6 拍手)
イニュ円導さん レビューをすべて見る
よく「ネオン.レーベル」特集なんかで触れられる機会があるが、あまり高い評価が得られてないような、このロウ.マテリアルの2nd。 一曲目の「アイス.クイーン」のリフのメロディーがVDGGの「キラー」に似てるので、「VDGG」と同種の作風にされて終わる事も多いが、私はポップで分かりやすく,キャッチーだが緻密でドラマティックな超一級品な作品だと思うが、どうだろうか?
とにかく「日本ウケ」しそうな曲が集まっていて、完成度は高い。VDGG,クリムズンそしてユーライア.ヒープも合わせて良質なエッセンスを抽出した、プログレファンどストライクなアルバムなんで、私は大好きなんである。(歌詞が「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」「宗教」「国家」「未来」と歌ったコンセプトアルバムであることも見逃せない)
ジャケットで(キーフなのに)損している、ヒプノシスなんかがやっていたら一般にも,マニアにも広く評価されていたのではないだろうか? 残念!
なぜかブラスの入る英国ロックは暗い(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしが英国アンダーグラウンドに出会った頃、アフィニティやロー・マテリアルは、存在こそレコード店の壁かけで知っているものの、誰もその音を聴いたことがない代物でした。新宿のレコード店で見つけたとき、桁が間違っているのではないか、という値段でした。生きているうちに音を聴くことはかなわないだろうと思っていたほどです。
北米サイケを追いかけていると一枚かぎりのバンドに死ぬほど巡り逢います。英国アンダーグラウンドではなぜか2枚かぎりのバンドに巡り合う機会多いとは思われませんか。ガリアードとかグレイシャスとかメイ・ブリッツとかクレシダとか。ロー・マテリアルは、ヘビーロックにサックスとフルートを掛け合わせたとても個性あるバンドです。ギターもファズ・ギターあり、西部劇風のアルペジオありです。さらに特徴なのはボーカルで、とても熱い、いや暑苦しいと言うべきです。嫌が応にも英国の詩情を掻き立てられる音楽です。
「ネオン」レーベルは、激レアだということで一緒くたにされていましたが、トラッドの風味がまぶされている音、という総括ができたように思います。ロー・マテリアルもフルートなどを聴くと、ジプシー音楽っぽくもあり、洗練された音ではありません。ですが、むしろこれだけ癖の強い音だからカルト的な人気を保ってきたのだとわかります。英国好きにはとても安心できる音です。