IT ALL COMES BACK

オークションに参加して後悔、落札できなくても後悔…（2 拍手）

たすけさん レビューをすべて見る

ブリティッシュ・フォーク三美神と称えられる彼らです。わたしは、メロウ・キャンドル、スパイロジャイラ含めて、インフレ評価でないのか、と感じている人間です。たしかに三美神と言われる3グループのオリジナルLPは、繊細で純粋で美しいです。でもフェアポート・コンベンションやペンタングル、スティーライ・スパンに比べたら、3グループの存在は「点」みたいなものです。そもそもグループに継続する意思がなかった。3グループともメイン・ボーカリストに女声を据えていて、それがプロっぽくありません。米国人であるアン・ステュアートはすぐ引退を決意してしまい、よってテューダー・ロッジは公式盤1枚で終わりました。インフレになる要素です。

この編集盤は、当時のデモ、ステュアート抜きのデモ、シングルB面、97年再結成デモ、わずかなライブを集めたものです。「イット・オール・カムズバック・トゥミー」は、97年にステュアート含めたオリジナルの三人がスタジオで再録音したものです。ジョン・スタナードには悪いんですが、女声でないテューダー・ロッジって魅力が半減するでしょ。わたしは購入して以来、この盤を聴いていませんでした。「ザ・グッド・タイム・ウィ・ハド」のためにお金を払ったようなものです。それでもオークションで争奪した記憶があるんですよ。2024.05.30