69年にシドニーで結成されたオーストラリア産プログレ・バンド、71年の唯一作。こ、これは、オーストラリア版のインディアン・サマー!?はたまたグレイヴィ・トレイン!?オープニング・ナンバーなんか、まるでインディアン・サマーにヴァン・モリソンが参加した感じ。2曲目は、ちょっとデヴィッド・ボウイを彷彿させる歌声のリード・ヴォーカルへと代わりますが、アンサンブルはやはりインディアン・サマー的で、ジャジーなギターと荒々しくむせび泣くフルートがフィーチャーされています。4曲目は、ウェスト・コースト・ロック的な3声ハーモニーが素晴らしいフォーキー・ロック・ナンバーで、これまた素晴らしい。ハーヴェストやヴァーティゴ・レーベル発の英ロックのファンはたまらない一品。
オセアニアン・ロック特集、今回はプログレ編。オーストラリアが世界に誇るグループ、セバスチャン・ハーディーを起点に、オーストラリア&ニュージーランドの様々なプログレ作品をご紹介いたします。
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