キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
2,690円(税込2,959円)
スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。 ? 第十七回 ピーター・フランプトン『フランプトン』
一般的にはさほど注目を集めることのない作品たちの中から、スタッフ佐藤が愛して止まない作品たちを取り上げてその魅力を語ります!
帯【有】 解説【-】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり、ケースツメ跡あり、ケースにスレ・トレーに黄ばみあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり、ケースツメ跡あり
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ハードロック・ユーザーには「アイ・ギブユー・マネー」(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ドゥービー・ブラザーズを初めて見てびっくりして、「ドゥービー・ワー」という曲をつくってしまうのがフラムプトン(この曲が入っているのは前作の「サムシンズ・ハップン」)です。素直というか、米国に渡って最も屈折なく音楽を吸収できたのがこの人です。ロッド・ステュアートですら、R&Bの磁力にだいぶ自分の方向を曲げていました。西海岸の音を十分に昇華して、自分流ロックンロールを完成させたのがこのレコード。当然のごとくこの曲たちを演奏したツアーは人を呼び、次のライブ大作の布石になります。…けれど、このスタジオ盤を聴いた人、少なすぎでしょ。ばか売れのレコードを出せば、普通過去作も売り上げるもんですのに。
どの曲も似通っているんです。基本アクースティック・ギターで基礎部分をつくり、歌い、電化ギターのソロを聴かせる。ところがメロディが新鮮かつ印象的なので、全然飽きません。曲によってはライブよりライブ感があります。フラムプトンを知りたければ、このレコードさえ持っていれば十分というクオリティです。また、ギターが上手いのだなあ。あまり演奏に注目されないのは、世の中の人の耳がふし穴である証左です。彼は屈託ない人であるんですが、俺はギター弾きだ、とたまにアピールするのが唯一のコンプレックスであります。
表紙で着ているシャツに書かれているのはスティーブ・マリオットです。2022.07.16