ARC7155(ARCANGELO)
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2700+税。
パトリック・モラーツのキャリア最初期のバンドとして知られますが、彼のみならずメンバー全員が洗練されたテクニックを持つ実力派揃い。オルガン&ギターがリードするハード・ドライヴィングな演奏が最高にかっこええぞ〜!
後にREFUGEE、そしてYESへと参加し、その卓越した技巧を見せつけることとなるスイス人キーボーディストPatrick Morazが在籍したイギリスのグループの71年唯一作。その内容はPatrick Morazのオルガンを中心としたキーボードとギタリストPeter Lockettのドライブ感が素晴らしいプログレッシブ・ロックであり、サイケデリックな質感を残したハード・クラシカルな作風はNICEとも共通するものですが、叙情的な楽曲では非常にメロディアスなヴァイオリンやチェロなどの弦楽器が登場するなど多彩な仕掛けが施されており、シンフォニック・ロック黎明期の名盤となっています。
MCDONALD & GILES/MCDONALD AND GILES
歴史的名盤『In The Court Of The Crimson King』の誕生に大きく貢献した2人によるデュオ、70年リリース、ピーター・ジャイルズやスティーヴ・ウィンウッドが参加
1,850円(税込2,035円)
イタリアを代表するジャズ・ロック・グループによる74年デビュー作、超絶テクニックとイタリアらしい豊かな叙情性がバランスしたユーロ・ジャズ・ロック大傑作!
890円(税込979円)
キース・エマーソンが抜けたNICEに、彼に匹敵する実力者パトリック・モラーツが収まる形で結成されたキーボード・トリオ、74年の唯一作
キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
Dave Stewart率いる英オルガン・ロック・トリオ、サイケデリックな質感を残す70年デビュー作、変拍子満載のアグレッシヴな演奏が魅力!
73年唯一作、激しさと格調高さを兼ね備えた、伊プログレ史上の名作
「ドイツのELP」の異名を取るグループ、75年作
Keith Emersonが在籍していたグループ、67年デビュー作、プログレ黎明期の名作
プログレ界の誇る超絶技巧キーボーディスト、パトリック・モラーツの参加作をピックアップ!
プログレ界屈指の超絶技巧キーボード奏者、パトリック・モラーツが携わった作品に注目してみました!
パトリック・モラーツのキャリア最初期のバンドとして知られますが、彼のみならずメンバー全員が洗練されたテクニックを持つ実力派揃い。オルガン&ギターがリードするハード・ドライヴィングな演奏が最高にかっこええぞ〜!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ケースツメ跡あり、軽微な折れあり
パトリック・モラーツのキャリア最初期のバンドとして知られますが、彼のみならずメンバー全員が洗練されたテクニックを持つ実力派揃い。オルガン&ギターがリードするハード・ドライヴィングな演奏が最高にかっこええぞ〜!
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Patrick Morazの原点に位置する北欧プログレ(4 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
71年作
のちにYES、Refugee、そしてMoody Bluesで名演を繰り広げること
となる名キーボーディスト、Patrick Morazのバンドの作品。
華々しいキャリアのほとんどがイギリスのバンドへの参加によるも
のであるため忘れがちですが、スイス出身のプレイヤーであり、こ
のMAINHORSEは彼のスイス時代のバンド。
内容は爆発的なエネルギーで迫るオルガンロックをベースにしたハ
ードな作風であり、Patrick Morazの超絶技巧が余すところ無く収録
された名盤。もちろんバラードの泣きメロとクラシカル且つ荘厳な
雰囲気も収録されており、北欧の爽やかさと共に美しく響きます。
プログレでキーボーディストと言うとKeith Emerson、Rick Wakemanが
双璧として君臨しており、Patrick Morazは一段下がって論じられがち
なのですが、それは彼らがELPのオリジナルメンバー、そしてYESの全盛
期の作品に参加していると言うこと、またフォロワーの多さや、ステー
ジでの派手なパフォーマンスから来るものであって、技術だけならば
Patrick Morazほどの堅実なテクニシャンも居ません。
まさにいぶし銀の超絶プレイヤーと言うイメージ。
彼の歴史の原点を是非聴いてみましょう。
イエスのユーザーよりパープルのユーザーにおすすめです(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしには、「リレイヤー」を期待してモラーツ参加の「リフュジー」を聴いてがっかりした記憶があります。スイス時代のメンバーとつくったこのレコードがそれより何倍もいいです。これがもし、マクドナルド&ジャイルズやPFMのように日本盤が出ていたら、それなりにファンを獲得したと思いますよ。モラーツのバイオグラフィーで目にするだけだったグループの音を聴けるのは幸せなことです。
スイスには「トード」というヘビーロック界のパイオニアがいて、メインホースはトードの重さも少し引き継いでいます。特にギター、ベースの演奏はハードロック寄りでわたしは大変気に入りました。曲は主にモラーツが書いていて、ジャズ、クラシックのテイストを交えながら、演奏はディープ・パープルのような重さです。スプーキー・トゥースのラスト作で叩いているブライスン・グレアムが技巧的なドラマーだったのは発見でした。飽きさせません。
モラーツのオルガンは、「乾いている」という印象に尽きます。もとより鍵盤にはビブラートという奏法がありません。泣きのギター、むせぶサックスという表現があっても、震えるオルガンというのはないんです。そうだったら楽器屋さんに修理に出さないと。だから、乾いたフレーズを繰り出すのみなのですが、変に出しゃばらずにヘビーロックを邪魔しないようにしています。前面に出てくる「リレイヤー」とはそこが違いますかねぇ。