TOMORROW'S GIFT/TOMORROWS GIFT
ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!
1,992円(税込2,191円)
GROBSCHNITT/JUMBO(GERMAN VERSION)
イエス系統のサウンドとシアトリカル要素を併せ持ったジャーマン・プログレ・グループ、コニー・プランク・ワークの75年代表作、ドイツ語バージョン
1,190円(税込1,309円)
「音楽歳時記」 第六十五回 6月 引き続き、ハード・ロックを聴こう。 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
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デビュー時のコピーが、クイーン、バドカンと並ぶ英国三大ホープ(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしのレビューには悪い癖があります。ボーカリストをあまり褒めないのです。ひとつはボーカルの良しあしなんて聴けばわかるし、感想書いてもあまり参考にならないだろうと思っているのが理由。もうひとつの理由が「通」ぶりたいからです。初心者の頃って演奏の良しあしがわからないじゃないですか。初心者じゃねえんだぞ、という強がりを少しでも見せたいという姑息な理由です。で、べドラムについてはボーカリストが最高だと言わせてもらいます。何やかや言いましてもバンドにとって最も重要なのがボーカルに華があるかどうか。べドラムは、通じゃなくても聴き通せる、理解しやすい英国ハードです。フランチェスコ・アイアーロという人で、わたしはほかのバンドでの活躍を知りません。
ブルーズ、カントリーに軸足のある典型的なブリティッシュの音です。これが出来そうで出来ないんですよ。翳りがあって、余裕しゃくしゃくで、演奏にこだわりがあるんです。でも曲が書けない言い訳に展開ばかりするような人たちではありません。じっくり曲のテーマ部を大事にする演奏で、それを雷神パウエルのツーバスが支える構図です。全部いいんじゃないでしょうか。
現在は流通が改善しましたが、一時期オークションに出るたび争奪戦でした。何回負けたかな。表紙だけはキーフに依頼してほしかったです。2023.08.30