EKLECTION、FOTHERINGAY、FAIRPORT CONVENTIONと渡り歩いた、名うてのオーストラリア出身フォーク・シンガー、66年作!
890円(税込979円)
COLUMN THE REFLECTION 第4回 「68年の光り輝く(?)日」〜 68年の夏に思いを馳せて 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第4回は「1968年の夏」をテーマにしたナンバーを、氏の思い出と共にご紹介していきます。
ヘヴィなサイケだったり、ソフトでドリーミーなサイケだったり、ガレージ系だったり、ほんのりサイケなルーツ・ロックだったり、あとアウトサイダーだったり、エクスペリメンタルでぶっ飛んだサイケだったり、無謀にもサイケを12の小カテゴリに分類!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、折れあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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表紙の東洋解釈が無茶苦茶(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
一押しは、バイオリンが主導するボサノバ曲の「レット・ア・ウーマン・フロー」になるでしょうか。オルガンとピアノが活躍する「ソープストーン・マウンテン」になるでしょうか。夜逃げカントリー曲の「ホーダウン」もあります。ファースト作の、いかにもカリフォルニア、という雰囲気に比較して、多彩な構成です。一方でどの曲に焦点を当てるかは聞き手によるでしょうし、「これ」という曲を絞らせません。
ファースト作でゴスペル調の声であったパティ・サントスは抜けています。代わりに、デイビッド・ラフレイム(バイオリン)の奥さんである、リンダ・ラフレイム(オルガン)が歌っていて、男女コーラスの特色は引き続きです。一説によると、ファーストでディープ・パープルに盗作された意趣返しで「ドン・アンド・デューイ」は、パープル曲の盗用と言われています。そんなユーモアも持ち合わせていたわけです。
わたしは先月このCDを聴き、彼らの5作を聴いたことになりました。サンフランシスコの良心と言われているとおりで、ロックの衝動とは遠い知的な部分がリスナー心をくすぐったと思います。知的にバカをやるモビー・グレープとは好対照。ペダル・スティールはジェリー・ガルシア。2022.01.07