REP4156WZ(REPERTOIRE) 【91年発売CD】
ボーナス・トラック2曲。
数多のミュージシャンにカバーされたトラディショナル・フォーク・ソング「朝日のあたる家」。ディランやアニマルズなど大物も取り上げていますが、このバンドによるヘヴィ・サイケデリックなカバーヴァージョンが一番好きっ!
デトロイト出身のヘヴィ・サイケ/サイケ・ハード4人組。本作は、一躍彼らの名を英国にまで知らしめた「朝日のあたる家」の超絶カヴァーを収録した、70年デビュー作。圧倒的な存在感を誇るケリー・グリーンの伸びやかで艶やかなヴォーカル、「コシ」と「泣き」をたっぷりと含んだブルース・フレージングからヘヴィ・サイケ然りとした図太いバースト・ファズまで圧倒的な才を放つギター、ドッタンバッタンのたうつ暴れドラム!時折導入するオルガンもチープにならず、叙情性豊かに品良く楽曲を彩ってゆきます。そしてやはり、なにより特筆すべきは「朝日のあたる家」。まずはイントロでぶっ飛んでください!
KING CRIMSON/IN THE WAKE OF POSEIDON
衝撃的デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚
490円(税込539円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. God Gave Me You |
2. Crying Shame |
3. I'm On My Way |
4. Drivin' Blues |
5. Tell Me Why |
6. End Of The Line |
7. House Of The Rising Sun |
8. I Want To Be Your Lover |
9. Boozin' Blues |
10. Heartbreak Hotel |
11. Music For The People |
「そしてロックで泣け!」第二十八回 フリジッド・ピンクの「ロスト・サン」
世間ではあまり知られていないが、聴いたら思わず涙がホロリ、もしくは嗚咽をあげて泣きむせぶ、そんなロックの隠れた「泣ける名曲」を紹介。お相手は、叙情メロディとネコをこよなく愛する音楽ライターの舩曳将仁。
USサイケ・サイケ・バンドによる、ロックの名曲カヴァーを集めました!
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デトロイトと新潟県の不思議な関係(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ファズ・ギターを味わいたいなら、このバンドの「朝日のあたる家」を聴けと、村の古老が申しておりました。(嘘です。)ギターのすさまじさはともかく、フリジッド・ピンクの良さは、青春真っただ中、青臭え香りがむせかえるところにあります。ブギやブルーズ曲も演奏しており、ダーティな印象の60年代デトロイトではポップ寄りに感じられます。ギターのほかには、ボーカルが耳に残る個性を放っています。
ところで、新潟県に「あさひ楼」というラーメン店があるのです。知る人ぞ知る店で、看板もろくに出ていないのに客が絶えません。周りは住宅で、繁華街にも接していません。ラーメン店なのになぜ「楼」などと言う字をあてているのか、地元でも七不思議と言われています。(また嘘です。)わたしは、「朝日のあたる家」すなわち「朝日楼」ではないかと考えているのです。先代がボブ・ディランか、アニマルズ好きで。
と言うのは、「朝日のあたる家」は、娼家のことらしいのですね。わたしはてっきり矢吹丈みたいな人が刑務所たたっこまれて嘆いている曲だと思っていたので意外でした。人生裏街道という意味では共通してますけど。「あさひ楼」のラーメンは、湯気が立っていないことで有名です。ぬるいのかと箸を突っ込むと、激熱いスープで舌をやけどします。表面をラードがおおっていて湯気が立たないのです。