GADCD039(GAD RECORDS) 【2015年発売CD】
フリー・フォームなジャズ・ロックで、クリムゾン『太陽と戦慄』のジェイミー・ミューアのパートを彷彿させるなぁ、と思ってたら、なんとポーランドのバンド!う〜む、これは痺れた!
69年に結成されたポーランドのアート・ロック〜ジャズ・ロック・バンド。72年のフィンランド公演を収録したライヴ盤。バンドは、71年のデビュー作リリース後に金銭的な問題などによりいったん活動停止となったものの、その後、リーダーでありヴォーカル&ギターのMarek A?aszewskiを中心にメンバー新たに活動再開。フィンランドでのフェス参加時の音源が本作となります。注目は、ギタリストのTomasz Jaskiewicz。NIEMENの名作『ENIGMATIC』の録音後の参加で、NUCLEUSのChris Speddingを彷彿させるジャズ・ロック・ギターが印象的です。リズム隊もポーランドでは名手で鳴らすミュージシャンのようで、なるほどキレ味鋭くもふくよかなリズムは特筆。特にハイポジションで自由奔放に動きまわるベースは凄い。インスト中心ですが、ヴォーカル・パートもあって、ダモ鈴木をソウルフルにしたようなヴォーカルに痺れます。全体として、テクニックは抜群ですが演奏はテクニカルではなく、チェンバー・ミュージック、フリー・ジャズなどのエッセンスも濃厚な感じ。クリムゾンの『太陽と戦慄』でのジェイミー・ミューアが請け負っている部分に相通じるものがあると思います。音質はクリアで正規なライヴ・アルバムと比べても遜色はまったくありません。
ZAOのヨシコ・セファーらによるプロジェクト・バンド、黄金期MAGMAのベーシスト=ヤニック・トップが加わった75年2nd
2,290円(税込2,519円)
イタリアを筆頭に、重厚なダイナミズムと熱気に満ちた世界各国の新旧ヘヴィ・シンフォをピックアップいたしました!
70sポーランド・ロックを代表するバンドの一つ。アート・ロック色を残すくぐもったオルガン、熱情を秘めたヴォーカルに壮大なオーケストラやコーラスをちりばめ、伊ヘヴィ・シンフォばりのダイナミックなプログレを練り上げた傑作!
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