SIR LORD BALTIMORE/KINGDOM COME and SIR LORD BALTIMORE
アメリカを代表するヘヴィ・ブルース・ロック・バンド、70年作1stと71年作2nd
1,350円(税込1,485円)
I DIK DIK/SUITE PER UNA DONNA ASSOLUTAMENTE RELATIVA
イタリアン・シンフォ、叙情的かつファンタスティックなアンサンブルが絶品な72年作!
1,010円(税込1,111円)
スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。 ? 第十七回 ピーター・フランプトン『フランプトン』
一般的にはさほど注目を集めることのない作品たちの中から、スタッフ佐藤が愛して止まない作品たちを取り上げてその魅力を語ります!
帯【有】 解説【-】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり、ケースツメ跡あり、ケースにスレ・トレーに黄ばみあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり、ケースツメ跡あり
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フラムプトンは軟弱者商売人ではない(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしの苦手な、しんがあそんぐらいたあ、という呼称をフラムプトンに対し使うメディアはありません。彼がハムブル・パイという歴としたバンド出身であるからだと思われます。なら、ジョン・デイビッド・サイザーはどうなんだ。彼もバンド出身ではないか。実に不可思議な呼称なのです。なのでわたしは、この呼称を使うに潔しとしません。曲「アイム・イン・ユー」にクレジットされているのは二人。バンド一辺倒ではなく、曲ごとに違うメンバーと他流試合しているのがこの盤です。
わたしは彼のことをロックンローラーと思っています。ところが、この盤が出た当時、フラムプトンは二匹目のドジョウ(つまり大ヒット)を狙う商売人であり、聴く必要はないという論調に支配されました。スティービー・ワンダー、ミック・ジャガーのワンポイント起用も評判を呼びませんでした。
リトル・フィートのファンであるフラムプトンが、その音を実験しようとした「ビー・マイ・フレンド」がこの盤のキモだと思います。8分もあります。セカンドラインのビートを監修、参加しているのがリッチー・ヘイワードという本格ぶりです。彼がローウェル・ジョージ流のスライドに挑戦しているのが実に楽しいです。こうした素直な実験をやってしまう人なんです。商売人なわけないじゃないですか。2024.02.19