CDLEMD224(LEMON)
2枚組、ボーナス・トラックとしてシングルA/B面曲2曲を収録。
クイーン、チープ・トリック、パイロットあたりのファンは必聴といえるヌケの良いハード・ニッチ・ポップがずらり!
75年にデビューした、ビートルズ〜ELO〜10ccの流れを受け継ぐ英国はバーミンガム出身のポップ・バンド。77年作の3rdと78年作の4thをカップリングした2枚組。プロデュースはいずれも、後にフォリナーやデフ・レパードなどを手がけて成功するRobert John -Mutt- Lange。4thのオープニングを飾るアメリカでヒットした「5.7.0.5」をはじめ、ハード・エッジかつ洗練されたヌケの良い英国ポップの佳曲がずらり。クイーン、チープ・トリック、パイロット、10ccあたりのファンは必聴といえる英ニッチ・ポップの快作です。
バンド自身が最高傑作と自認する15年作4th、往年のプログレやハード・ロックやクラシックを見事に料理しきった傑作、ジャケットはポール・ホワイトヘッド
2,290円(税込2,519円)
「音楽歳時記」 第四十五回 10月23日 電信電話記念日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 背側面のミシン目にズレ・ヨレあり
75年にデビューした、ビートルズ〜ELO〜10ccの流れを受け継ぐ英国ポップ・バンド。デビュー作以上にメリハリの利いたモダン・ポップ・サウンドを聴かせる76年作2nd!
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、紙ジャケに若干圧痕あり
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都会の雑踏を駆け抜けるような切れ味あるポップ(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
バンド名で彼らは損しています。どんな音かイメージわかないですもん。メンバーのビジュアルを見ても都会派とは見えず、現場労働者の集団としか見えません。そんな人たちが音を出すと、都会の雑踏を駆け抜けるような切れ味あるポップになってしまう。プログレの起承転結は好きだけど、長く聴く時間がないという人にはうってつけ。4分で「クロース・トゥ・ジ・エッジ」みたいなカタルシスを与えてくれますから。
「ディア・ジーン」という曲では、アラブ・ポップが出てきた次の瞬間ビル・ネルソンが弾くようなギター洪水になります。ロイ・トーマス・ベイカーの好みみたいなボードビル・ポップとロジャー・テイラーに似た濁ったドラムズの音を聴くとクイーンも連想してしまうのですわ。2枚めの「ブック・アーリー」に行くと、必殺ヒット曲「5705」です。コーラスがぶ厚くなり、歌ものにも強いことを証明します。
わたしは彼らの7枚のCDをとっかえひっかえ聴いています。7枚も出せたってすごくないですか。大してネームバリューないのに…。サッド・カフェと並んで、英国ポップ奇蹟の長寿命と呼びたいです。ギターのマイク・スレーマーは、スティーブ・ウォルシュと「ストリーツ」を結成したキャリアがあります。何か分かりやすいアピールがないのか、と考えながら書いてきましたが字数が尽きてしまいました。2021.09.03