66年に結成された米国のアート/サイケ・ロック・バンドのデビュー作にして代表作。67年発表。ほぼ全編カヴァー曲である本作を名盤たらしめたのは、原型をとどめないほどの魅力を原曲の身にまとわせる彼らのアレンジ・センス。その主役を飾るのは、自己主張の強いドラマティックでカラフルなキーボード。さらにその屋台骨を支えるのは、のちにCACTUS〜BECK,BOGERT&APPICEを結成するTim Bogert(B/Vo)、Carmine Appice(Ds/Vo)という布陣。センスのみならず、タフで確かな演奏力を保持した彼らが残した、米国アート・ロックを代表する名盤。
シスコ産王道サイケ・ロック・バンド、サマー・オブ・ラヴを象徴する67年2月リリースの傑作2nd
言わずと知れたロック史上最重要アルバムの一つ、67年1st
THE BYRDSとともに米フォーク・ロックの礎を築いた名グループ、67年の傑作2nd
サイケとプログレの狭間を行け!素晴らしき世界のアート・ロック選
60年代末から70年代初頭、サイケからプログレへの過渡期に生み出されたアーティスティックな作品たち。世界の素晴らしきアート・ロックをご紹介してまいります!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ケースツメ跡・若干カビ・帯に若干折れあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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もし「涙の乗車券」を知らない人がいらしたら(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
バニラ・ファッジの演奏を聴いてから、ビートルズのバージョンを聴いたら「パンク」だと思ってしまうかも知れません。テンポをずるずるに遅らせ、どんばしゃどんばしゃと叩いて、ハモンドをべたーっっとかぶせる。だいたいどの曲もそんな構成でできています。「キープ・ミー・ハンギン・オン」にいたっては、スープリームスのバージョンより、こちらから入る人が多そうで、原曲を聴くと、こんなに爽やかなのかと思うでしょう。少なくともこれほど悲壮感をたたえた曲ではありません。
バニラ・ファッジについて、カクタスとBBAのせいで実売価格以上の株価がついているような気がするんですね。少なくとも米国最高のベーシスト、ドラマーではないでしょう。失礼かな。だってCDの帯にそう書いてあるんです。カーマイン・アピスは、後年のどのバンドでも明らかに叩き過ぎで、バニラ・ファッジの成功体験が彼を狂わせた気がしてなりません。スネアと同じぐらいバスドラ蹴っちゃだめでしょう。この盤で聴けるのはボガートのボーカルかなあ。今となっては。
ボガート、アピスは、ファッジ解散後もふらふらと二人組で有能なギタリストに取り憑いてはプロジェクトを壊すということをやっています。ジェフ・ベックが1枚きりに終わらせたんじゃなくて、壊したのは二人だとわたしは断じます。2002年リメイク。しつこい。2023.01.11