69年にHARVESTレーベルよりリリースされた1st。引きずるようなリズム、歪みに歪んだギター、絞り出すようなヴォーカル。フリーク・アウト・ロックここにありの名作。
70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作
68年2nd、『イン・ロック』『マシン・ヘッド』へと続く栄光のバンド史において、もっともっと語られるべき確かな一歩
緊張感と幻想性が同居する英プログレッシヴ・フォーク、69年作
英いぶし銀フォークSSW、ハーヴェストよりリリースされた70年作2nd
盟友ワイアットとのデュエットで聴かせる表題曲は必聴、72年発表の3rdアルバム
稀代の英ポップ・クリエイターRoy Wood率いるグループ、73年デビュー作
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干黄ばみあり、ケースに小さいヒビあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
このジャケ、ヒプノシス作品の中でも上位にくる不気味さです…。内容もバラエティ豊かだけどダルダルなヴォーカルや引きずるようなリズムが相変わらずフリーキーな、英国アンダーグラウンドを代表する一枚。
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ただ一言 「えぐい」(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
えぐい、とはどんな味覚を言うのか。わたしは畑をやるので、シュンギクが採れたばかりの味を知っています。スーパーで売っているシュンギクとはかなり風味が違い、しゃきしゃきとした食感と合わせていくらでも食べられる野菜なのです。ところが一日寝かせるとスーパーで売っている「シュンギク」になってしまい、ちょっとばくばく食べるものではなくなっています。つまり、えぐい、というのは、時間の経過で成分が別のものに変化した状態の味覚であろうと理解しています。
シカゴ・ブルーズを朝採りとするならば、エドガー・ブロートンはたしかにえぐみが増したスーパーの野菜です。しかしえぐ味を味わうという別の魅力もロックにはあって、難しいところです。彼らは難しいことをやっているわけではないです。ところが、ブロートンの世の中を見る感覚は、普通の人と相当違うらしく、地べたを這いずるような独特のリズムと斜め上のメロディが特徴です。
このバンドのギターって相当かっこいいんです。テクニックではなくて、音圧と歪みで押し切るギター。クリムゾンの「アースバウンド」の感覚に似ていると思ったりもします。ちなみにどの曲も展開皆無で同じリフを繰り返すので、プログレ者向きではありません。彼らで最も有名な曲が「アウト・デモンズ・アウト」。盆踊りビートに合わせて、悪魔は出ていけとえんえん歌われます。