LAND OF SHADOWS

06年にデビューした英国はロンドン出身のプログレ・バンド、2014年作2nd、BJHを彷彿させる牧歌的なパートとピンク・フロイド的パートを織り交ぜたジェントルな好盤！

06年にCYCLOPSレーベルよりデビューしたロンドンのプログレ・グループ。2014年作2nd。オープニング・ナンバーは、アコースティック・ギターとピアノを中心とした牧歌性とともにジェントルな格調高さのあるアンサンブル、ハートフルなヴォーカルがいかにも英国的な魅力に溢れていて、まるで『マッカートニー』リリース時のポール・マッカートニーがバークレジ・ジェームス・ハーヴェストに加わった感じ！？ 2曲目は一転して、エッジの立ったギターによるスリリングなリフにスペーシーなシンセが絡むモダンなプログレ・ハードではじまり、デイヴ・ギルモアばりのゆったりとメロディアスなリード・ギターから、映像喚起的でシアトリカルなパートへと突き進むスケールの大きなナンバー。ピンク・フロイドやジェネシスやイエスなど往年の英プログレ・バンドから、タンジェリン・ドリームやポーキュパイン・ツリーやビートルズまでフェイヴァリットに挙げている通りのサウンド。英国ロック＆プログレにたいする愛情と誠実さとが滲み出た愛すべき好盤です。