後にニュー・トロルスでも活躍するキーボード奏者Giorgio Usaiを中心に、ニュー・トロルスと同郷のジェノヴァで結成されたグループ。72年作。ユーライア・ヒープ的なハードなオルガン・ロックだった71年作に比べ、クラシカルなオルガンやメロトロンなどをフィーチャーし、よりドラマティックなシンフォニック・ロックになった印象。性急に前のめりに畳み掛けるリズム隊、コシのある歪みのヘヴィなギターによるイタリアらしいヘヴィ・シンフォを軸に、クラシカルなキーボードが溢れるパートやニュー・トロルスばりに詩情豊かな「歌」のパートを配した緩急の効いたアンサンブルはこれぞイタリアン・ロック。ジャケはB級ですが、ニュー・トロルスのファンにはオススメの逸品です。
T2/IT'LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND
70年発表、元BULLDOG BREEDのKeith Cross(g)と元GUNのPeter Dunton(ds)を中心とするブルージーかつヘヴィな英プログレッシヴ・ロック、文句なしの大名盤!
3,790円(税込4,169円)
元ThemのJackie McAuleyとFairport Conventionの初代ヴォーカリストJudy Dybleが結成した英フォーク・デュオ、70年にDAWNからリリースされた唯一作、名盤!
750円(税込825円)
ジェフ・ベック・グループに在籍したドラマーTony Newmanを中心とするVERTIGO発ブルース・ロック・バンド、70年デビュー作
1,672円(税込1,839円)
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第五回 NUOVA IDEA『CLOWNS』(イタリア)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ スレ・軽微なしわあり
イタリアン・ロック黎明期の一枚で、英オルガン・ロックからの影響とイタリアらしいダイナミズム&リリシズムが調和したかなりの逸品。ジャケは地味目ですが、内容は熱くドラマチック!
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