盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干折れあり、軽微な折れあり
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これはよく出来ているスウェーデン産フュージョン(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
スウェーデンの彼らにゴングのピエール・モエルレンが参加したセカンドです。ファーストの「ニュー・ビューズ」も、4作めの「テラ・インコグニータ」もよく出来ていまして、英国のジャズ系テクニカル・プログレが好きな人には大好物でしょう。ただし、肝心のCDが出回っていない。音を聴いた人は少数派かも知れないです。ベースのギデオン・アンディション、キーボード兼アレンジャーのクリステル・レディンが主導権を握っているようです。
モエルレンズ・ゴングの「ブレイクスルー」とメンバーは重なります。単独でレーベルと契約をできなくなっていたモエルレンがスウェーデンに飛んで録音した作なのでそうなります。モエルレンズ・ゴングで特徴だった、マリンバなど音階打楽器はやはり共通します。ですが、もっと躍動感あるもので、正直ELPと遜色ないアンサンブルを聴かせます。ギターのアケ・ジーデンも良いです。
「ディーゼルエンジン」では、アンディションがスラップ・ベース弾きまくりで、これが上手いのなんの。続く「ア・クンマ・キ・ヨディ」が、アフリカ系リズムのフュージョンで、打楽器好きは歓喜してしまいます。繰り返しますが、CDのディストリビュート元が倒産しなかったら、もっと世に出ていたはず。とても勿体ないことです。