HCD71265(HUNGAROTON)
トラッド・ミュージックとロックを融合させ、さらにオペラのような荘厳さも備えた聴き応え抜群の12年作。小節の効いたエネルギッシュな男女ヴォーカルと、トラッド由来の哀愁たっぷりに鳴らされるヴァイオリンの絡みが最高!
今やハンガリーを代表するバンドの一つKORMORANの12年作。今作でもロック的なダイナミズムとトラッドの印象深い旋律とが見事なまでに調和した完成度の高いアンサンブルを聴かせてくれます。中でもトラッド的なメロディを華やかに、そして哀愁たっぷりに弾きこなすフィドル調のヴァイオリンが何とも素晴らしく、縦横無尽に駆け巡る様は実に痛快。小節を利かせて熱っぽく歌う美声男女ツイン・ヴォーカルもハンガリーらしさ抜群でGOODです。トラッドをポピュラー・ミュージックと巧みに融合させた楽曲も素晴らしいのですが、アコギ(マンドリン)、フルート、アコーディオン、そしてヴァイオリンらによる本格派トラッド・アンサンブルもフィーチャーされており、やはり基本があるからこそアレンジもこうして様になるのだと実感できる見事な演奏を披露します。哀愁で満たされたドラマティックなトラッド・ロックの傑作です。
過去から未来まで!?タイトルに西暦が付いているアルバムを集めてみました。
時に優雅に時にエネルギッシュに舞うヴァイオリンをフィーチャーした世界の新鋭プログレを特集!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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