張り詰めたテンションが支配する戦慄のライヴ・サイド&各メンバーによる実験精神に溢れたサウンドが繰り広げられるスタジオ・サイドからなる69年作4th
2,090円(税込2,299円)
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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クラシックとロックの融合のプロトタイプ(0 拍手)
hukuroさん レビューをすべて見る
若干野暮ったいジャケットからして今は懐かしのエディソンレーベルで昔、西新宿プログレ街を日夜物色していた頃を思い出す。
試聴も気兼ねして何と無く買ったのだが冒頭の正にbaroque調のイントロから惹き込まれて女性のツインヴォーカルのスキャットで次の展開に期待ワクワク!流れ出たフロイド節のギターソロをオルガンキーボードが優しく包んで盛り上げていくシンフォマニアのツボを抑えた曲想が心憎い。
セクシーなフィーメルヴォイスは耳障りも良く曲調のバランスも絶妙で邪魔に成らずインスト部分との比重もうまく調整されている。
各々の曲が静から動への切り替えしも見事なので起伏の有るアレンジが目くるめくままに飽きさせず一気に聴き通させてしまう。
イタリアンテイストはヴォーカルには感じられるがインストでは協奏曲のモダン演奏を前面に押し出し丁度70年代の名残りを散りばめたロックバラードに仕上がっている。
30年振りに出たらしい新譜には一層の期待感が高まるばかりである!