EXPCD3R(EXPRESSION) 【2009年発売CD】
COLLECTORS EDITION。当時の演奏写真、雑誌記事、ライヴチラシ、スタジオでのメモを多数掲載した50ページ以上のカラーブックレット付きの特殊デジパック仕様。76年8月23日のリハーサル音源を12曲収録したボーナス・ディスク付きの2枚組。
原曲を超えたと評判高い「Tomorrow never knows」カバーと言えば…もうお分かりですよね?ロキシー・ミュージックの捻くれコンビによるスリリング&アヴァンギャルドな傑作ライブ・アルバム!
マンザネラ、イーノを中心として結成されたプロジェクト。76年作のライヴアルバム。マンザネラ「ダイアモンド・ヘッド」、クワイエット・サンの楽曲を中心に、ビートルズ、キンクスのカヴァーも取り入れ、スリリングなジャズ・ロックからアヴァンギャルドなポップまでテンション溢れる演奏で一気に聴かせます。名作。
ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラと、ディス・ヒートを結成するドラマー、チャールズ・ヘイワードを中心とするグループ、75年リリースのカンタベリー・ロック名盤!
830円(税込913円)
キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
2,690円(税込2,959円)
70年1stソロ
ケヴィン・エアーズの呼びかけに応え、英米ロック界指折りの曲者たちが集結した74年の歴史的コンサートを収録
「英国のジャニス」と評される女性シンガーCarol GrimesとPhil Miller、Steve Miller、Pip Pyle、Roy Babbington、Lol Coxhillらカンタベリー名士たちによる幻のグループ、70年作、Richard Sinclairも1曲で参加
Jean Luc Ponty、Robert Wyatt、Terje Rypdalなど参加のライヴ、超スリリングなジャズ・ロック!
フィル・マンザネラ来日公演@Billboard Live東京(6/30)ライヴレポート
6月30日に六本木のBillboard live東京で行われた、フィル・マンザネラ来日公演の1日目1stステージを観てまいりました!ロキシー・ミュージックの曲も多数演奏してくれたステージの模様をお伝えいたします!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
原曲を超えたと評判高い「Tomorrow never knows」カバーと言えば…もうお分かりですよね?ロキシー・ミュージックの捻くれコンビによるスリリング&アヴァンギャルドな傑作ライブ・アルバム!
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醒めた炎(1 拍手)
Grey Sovereignさん レビューをすべて見る
隆盛を極めた英プログレが完全に衰退期に入っていた1976年、この時代は大物プログレバンド達もかつての勢いが無く停滞していた時期です。
ポンプロックの出現までには、もう暫く時間がかかる頃の事です。
そう、このような時期に本作はアイランドレーベルよりリリースされました。
同時期に英国でリリースされた他アーティストの評価の高いプログレ系作品で言うと、ケストレルの唯一作が75年のリリース、あのイングランドのガーデンシェッドが77年に世に出ています。
当然ながら、ケストレルもイングランドも当時は全く話題にもならず、後年になり評価が上がった作品であるのは皆さんもご存知の通りです。
プログレ冬の時代だったわけですね。
そんな中、この”801Live”は同時代的に、ある程度の評価を得た作品だったと言うことが前述した2作品との違いと言えましょう。既に人気バンドだったロキシー・ミュージックの元シンセ奏者と現役のギタリストが参加しているって事もあるんでしょうけど、アイランドレーベルのバックアップと大々的なコンサートを行った賜物と言えましょう。
さて、内容ですが本作はタイトルが示す通りライヴ録音です。
ブライアン・イーノとフィル・マンザネラ主導の801プロジェクトが1976年9月3日にクイーンエリザベスホールで行ったコンサートの演奏が収められております。
メンバーが豪華です。
リーダー格のイーノとマンザネラ、元カーヴド・エアのフランシス・モンクマン、元マッチング・モールのビル・マコーミック、この時代はまだ若造で今やマエストロのサイモン・フィリップスそれに今も十分無名なブルースギタリストのロイド・ワトソンの以上の6名がメンバーです。
取り上げている曲は、マンザネラのソロ曲、マンザネラがかつてメンバーだったクワイエット・サンの曲、イーノのソロ曲が中心ですが、ビートルズとキンクスの有名曲を演奏しているのが注目点です。
演奏は、異常な程上手いです。特にフィリップスとマコーミックのリズムセクションは鳥肌ものと言えましょう。熱く盛り上がるシーンもふんだんに有ります。
しかしながら、彼等自身は盛り上がる演奏を横目に見ながら、醒めた感覚を持っていたような気がします。
最初に書いたように、プログレ衰退の時期、プログレ育ちのマンザネラ、モンクマン、マコーミックそしてイーノは、従来のプログレに囚われる事無くプログレが取り得る次の一手を冷静に見据えていたような気がします。
前述したケストレルやイングランドなんかも、801とはスタイルこそ違うものの次世代のプログレを目指していた部分では同じ匂いを感じるのは私だけでしょうか?
ビートルズのナンバー、キンクスの有名曲のカバーやイーノのソロ曲辺りにその鍵は隠されているような・・・。
なんだかんだと混み入った事を書きましたが、まあ、純粋にプログレ系作品として見てもレベルは高いし、楽しめるのは間違いありませんよ。