ビートルズと旧知の仲として知られアップルに所属し活躍したSSW、ジョン・サイモンのプロデュースによる72年作3rd、リック・ダンコ、レヴォン・ヘルム参加
1,190円(税込1,309円)
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1. All I Know is What You Tell Me |
2. So Begins the Task |
3. Change Partners |
4. Know You Got To Run |
5. The Doctor Will See You Now |
6. Black Queen |
7. Bumblebee (Do You Need A Place to Hide?) |
8. Judy |
9. Dreaming of Snakes |
10. Suite: Judy Blue Eyes |
11. Helplessly Hoping |
12. Wooden Ships |
13. Treetop Flyer |
<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.6 ー CROSBY STILLS & NASH『CROSBY STILLS & NASH』
1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。第六弾は、5月にリリースされたクロスビー・スティルス&ナッシュの1st『CROSBY STILLS&NASH』!
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スティルズの早すぎたデモ(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わが国では、スティブン・スティルズは「フォーク」だと見なされていて、それで相当損をしているアーティストだと思っています。彼のソロ作を聴いたユーザーであれば、フォークが彼の一部分でしかないことがわかるはずです。そういうジャンル分け以前に、スティルズはギタリストであり、ギタリストとして評価している人を野村義男さんぐらいしか、わたし知りません。
このロスト・テープは、40年間も所在がわからなかったらしいのです。驚くのが、バッファローの解散時期にCSNの主要な曲を書いていたばかりか、CSNY後のソロになる曲まで書いていたという事実です。ジュディ・コリンズとのセッションが終わって、エンジニアに頼み込んで録音したそうです。デモと言えばデモです。スティルズ一人しか演奏していませんし。しかしのちに明らかになる名曲たちは、ほぼ完成していて、後刻の作品化はアレンジを仕上げただけに過ぎません。おそろしや、スティルズ。「ブラック・クイーン」の緊迫感をこの段階でものにしていたとは。ロバート・ジョンスンの雰囲気まで立ち込めると言ったらホメ過ぎでしょうか。
ぜひ、左翼学生くずれのフォーク音楽というイメージを消しゴムで消して、このレコードを聴いてみてください。現在でも十分通用する音です。2023.04.24