72年発表、44分の大曲一曲のみが収録された異例の内容ながら、見事バンド初の全米1位に輝いた傑作コンセプト・アルバム!
790円(税込869円)
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1. マイ・マイ、ヘイ・ヘイ (アウト・オブ・ザ・ブルー). 03:44 |
2. スラッシャー. 05:36 |
3. ラマに乗って. 02:29 |
4. 優しきポカホンタス. 03:22 |
5. セイル・アウェイ. 03:45 |
6. パウダーフィンガー. 05:27 |
7. ウェルフェアー・マザー. 03:47 |
8. セダン・デリヴァリー. 04:37 |
9. ヘイ・ヘイ、マイ・マイ (イントゥ・ザ・ブラック). 05:13 |
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ああ…ニール・ヤング…今年も何枚も出すのね(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ライブの「ライブ・ラスト」が★5つだと思いますので、このレコードは星をひとつ引いておきます。でも彼のキャリアで重要であるのは確か。アクースティック弾き語りのカントリー・シンガーであるのがニール・ヤングのひとつの顔。もうひとつの顔が、バカでかい音で激しいクレイジーホースのリーダーであり、オルタナの父と呼ばれるロックンローラーです。アクースティック(旧A面)とバンドサウンド(旧B面)の両面で演奏されるのが「ヘイヘイ・マイマイ」という、パンクに向けての応援と否定です。セックス・ピストルズのジョニー・ロットンが「ロックは死んだ」と発言したことを受け、「ロックは死なない」と返しているのです。
ジョン・ライドンは、ニール・ヤングにこう言われて心底困っただろうと思います。彼の発言は、ヤングをマジにさせる意図ではなかっただろうから。そしてヤングにこう歌われては、お茶らけて一発屋で終わるわけにもいかない。逃げるわけにもいかない。以後誠実にロック、あるいはビートと向き合ってライドンはどんどん自分をすり減らしていきました。結論として、死なないのはヤングのほうでした。
もうひとつの重要曲が「パウダーフィンガー」です。ボートから銃撃され、反撃の挙句死んでしまう22歳の若者が主人公。ベトナムの曲とも、カナダのフランス系住民と英国系アメリカ人との反乱の曲であるとも言われています。終始地鳴りのようなギターが響く、なんというか鎮魂歌です。2022.01.25