SB019(SECOND BATTLE)
デジパック仕様。
スコットランド出身のメンバーを中心にドイツで活動したヘヴィ・ブルース・バンド。腰の強〜いファズ・ギターに、ちょっぴりオジー・オズボーン風の個性派ヴォーカルが織り成すサウンドはなかなか強烈!
スコットランド出身のメンバーを主体としたバンドが、71年に独フィリップスに残した唯一のアルバム。ブルース・ロックを基調に、ジャーマン流偏屈ハード・ロック・スタイルが随所で顔を出すジャーマン・ヘヴィ・ブルースの好盤。
72年発表、「英フォーク三種の神器」の一つ、ツイン・フィメール・ヴォーカルが美しいブリティッシュ・フォーク・ロックの傑作!
1,290円(税込1,419円)
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たかみひろし氏は、ストーンズがアイドルと看破しているが…(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
2曲目の「ラブ・イン・ユア・ハート」を聴くと、ジョン・ドゥカンの初期キャリアであるアンドロメダを思い出してしまいます。西部劇のような切ないギターリフと、演歌調のメロメロ旋律のところが。アンドロメダが69年、このレコードが71年なので、あながち間違っていないかもしれません。4人のメンバーのうち、スコティッシュが3人、ドラマーがゲルマン。スコティッシュの2人がたまたま流れてハンブルクにやってきたとき、地元で活動していた別のスコティッシュ、ジョン・ラティマーに出会ったそうです。ビートルズもハンブルクにけっこう行ってましたね。
なのでドイツのバンドと考えると無理があるのです。その鍵盤歌手であるラティマーが、いかりや長介みたいなダミ声なのです。この声を許容できるかどうかが成否を分けるでしょう。演奏は、ブルーズ・スタイルのヘビーロックなので、その筋の人は好きになります。1曲目の脱力芸人みたいな曲で判断しないように。
はからずもアンドロメダを引き合いに出してしまいました。ざくざくしたギターの感触が、ジョン・ドゥカンに似ています。4曲目の「ソウル・フランシスコ」は、R&B、トニー・ジェイ・ホワイトの68年曲。力作です。「サティスファクション」のモチーフがちらっと出てきます。