フランスのジャズ・ロック/プログレ・グループによる当時未発表だった77〜81年の音源を収録、MAGMA/KING CRIMSONファンにオススメの超絶技巧暗黒ジャズ・ロック音源!
3,390円(税込3,729円)
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UK好きのためにある秘蔵盤(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
バッド・カンパニー好きのわたしにとって文句なしにイイ盤です。メンバーの略歴なんか知らなくたって、ひとたび彼らの音を聞けばUKロック本流の音がどれだけ好きなのかが判ろうというもの。UK本流とは、ブルーズ、カントリーへの傾倒とビートルズ、キンクスの持つ洒落をブレンドさせた音という意味です。日本盤のライナーによると「ニッチ・ポップ」ということになるらしいです。わたしはニッチというニュアンスより、ずっとハードロック寄りに感じられますが…。
曲を書いているのがほとんどポール・トラビスとデイブ・テイラー。でも彼らのハードネスを決定しているのはギターのスティーブ・マンとドラムズのクライブ・ブルックス(な、懐かしや……)だと思います。特にマンのポール・コゾフ好きが相当なもので、サステインがずっと鳴り続けている演奏であります。フリーの持つ疲労感はありません。溌剌としたロックンロールです。その分意外性はないかも知れません。77年にリリースされていても、そりゃ売れないでしょうね。でもいいんです。UK好きのためにある秘蔵盤という位置づけで。