GEM3(FLAWED GEMS) 【2009年発売CD】
廃盤、オリジナル・マスターを使用し、デジタル・リマスターされた高音質音源。
マイナーだけどこのアメリカのバンド、英国ハード・ロックのファンなら驚くだろうなぁ。幻想的なフルートから一転、ドラムがタイトになだれ込んで徐々にハードさを増していき、満を持してスティーヴ・マリオットばりのシャウトvoが炸裂!
アメリカ出身、ブリティッシュ・ロックの香り漂うハード・ロック・グループ。71年作の唯一作。マイナーなグループですが、JIMI HENDRIXやFACESやKINKSやSAVOY BROWNなどのオープニング・アクトを務めるなど、なかなか活躍したグループのようです。それもそのはず、かなりの完成度太いシャウトが素晴らしいソウルフルなヴォーカル、エモーショナルかつスリリングなフレーズからジャズのエッセンスを滲ませた浮遊感漂うフレーズまでセンス溢れるギター、幻想的なフルート、タメの効いたタイトなリズム隊によるアンサンブルは、本格派の香りぷんぷん。8分程度の大曲を持ち味としていて、ハードなパートとアコースティックなパートとを織り交ぜながら、後半に向けてふつふつと盛り上がっていく、なんともスケールの大きな構成が見事。ハード・ロックのファンは必聴の好グループおすすめです。
ジャケットのインパクトに匹敵する強烈サイケ・ハード!原盤は600ドル超えの激レア盤
70年作、強烈にメロディアスなテキサス出身サイケ・ハード、メロトロンが炸裂!
ずばり元祖ヘヴィ・メタル!アメリカ産轟音ハード・ロックの大傑作、71年作2nd
米オルガン・ハード71年作、メロウな曲で強調される埃っぽくも哀愁漂うメロディはDEREK & THE DOMINOSを彷彿とさせる素晴らしさ
陰影に富んだハモンド、シリアスな雰囲気を湛えたUSサイケ・プログレ、69年作
CREAMとCRESSIDAが混ざったような熱気むんむん&エモーション溢れる米オルガン・ハード逸品、70年作
ツェッペリン旋風の中から生まれた1971年のアメリカン・ハード・ロック名作特集!
アメリカらしいキャッチーなメロディを持つハード・ロックももちろん魅力的ですが、コアなブリティッシュ・ハード・ロックのファンを唸らせるディープな名作もアメリカに数多く残されています。ツェッペリン旋風の中から生まれた1971年のアメリカン・ハード・ロックを特集いたしましょう。
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雄大なスケールのアメリカンプログレッシヴハードロック(1 拍手)
けんたろうさん レビューをすべて見る
ジャケットアートに惹かれるものがなく、今一つ入手をためらっていた1枚です。しかしながら内容は最高でした。
幻想的なフルートが随所に使われ、雄大なスケールで展開するアメリカンプログレッシヴハードロックでした。
1970年の発表なのでクラシカルな要素は少なく、Allman Brothers Bandに代表されるサザンロックの要素が濃く出ています。
自然な展開で6〜8分の大曲を聴かせ、とても心地良いのです。
大手メジャーレーベルのキャピトルから発売されたこともあり、録音も秀逸です。
原盤はかなりレアなようですが探したくなる1枚です。
70年代初期の雰囲気を堪能(1 拍手)
さん レビューをすべて見る
これは懐かしい70年代初期の典型的なサウンドです。
多彩な楽器と曲パターンで聴き手を飽きさせません。
なによりもボーカルが説得力あってよい。
ただメジャーになれなかったのは、ボーカルを含めた個性がやや欠如していた点でしょう。
とにかく隠れた名盤であることに間違いありません。