グレアム・ベル

元SKIP BIFFERTYのヴォーカリストによる72年2ndソロ、ずばり英国スワンプ・ロックの大名盤！

SKIP BIFFERTYで活躍したヴォーカリストによる72年作2ndソロ。バックには、ドラムのイアン・ウォーレス、管楽器のメル・コリンズをはじめ、いぶし銀の名セッション・メンバーがこぞって参加。乱れ打たれるパーカッション、地をはうような図太いベース、ふくよかなトーンのエネルギッシュなドラム、乾いたトーンで明るく鳴り響くホーン・セクション、グルーヴ感いっぱいのカッティングで疾走するギター、弾むピアノとクラヴィネット、そして、エモーショナル＆ソウルフルなヴォーカル！オープニング・ナンバーからファンキーなグルーヴが炸裂してカッコ良し！歌声の素晴らしさは特筆で、ジョー・コッカーやポール・ロジャーズあたりと比べても遜色ないでしょう。英国スワンプの最高峰と言っても過言ではない名曲。ピアノとオルガンが彩るブルージー＆セクシーなバラード、クラプトンのカヴァーでも知られる「After Midnight」のモノトーンのルーズ＆ファンキーなカヴァーなど、演奏から滲むコクもたまりません。マイナーなアーティストによるマイナーな作品ですが、これはグレイト。スワンプ・ロックのファンは必聴の名作です。