CD194(GARDEN OF DELIGHTS) 【2022年発売CD】
COLOSSEUMばりのブルージーなジャズ・ロックに、インプロや実験的な音響パート、ポエトリーパートも盛り込んで聴かせるパフォーマンスは、これぞクラウト・ロックな型破りっぷり。CANやAMON DUULと同年デビューの重要バンドによる発掘ライヴ!
クラウト・ロック・シーンの重要グループとして知る人ぞ知るアヴァン・ジャズ・ロック・バンド、デビュー作と同年の69年ハンブルク公演を収録。サックスとギターが熱気たっぷりに疾走する、COLOSSEUMにも迫るブルージーなジャズ・ロックを軸に、インプロヴィゼーションや実験的な音響パート、ポエトリーパートも盛り込んで展開するパフォーマンスは、これぞクラウト・ロックなインパクトがあります。聴き所は、COLOSSEUM「Butty's Blues」や「Beware the Ides of March」に強烈にエモーショナルなヴォーカルが入ったかの如き1曲目、そしてこのバンドの持ち味がすべて詰まったような28分に及ぶ2曲目。このヴォーカルの存在感は特筆で、ハード・ロック的な歪んだ発声とは少し異なる生々しいハイトーン・シャウトが耳に突き刺さります。長尺曲での主役はフリーキーに暴れるサックス、そしてジミヘンやクリーム時代のクラプトンを思わせる、奔放かつキレのあるブルージー&スリリングなギター。両者が渾身のアドリブをぶつけあうパフォーマンスがただただかっこいいです。不意に現れ醒めた叙情を漂わせるフルートも効果的。間違いなく同年デビューのCANやAMON DUULらレジェンドと並び称されるべきバンドであることを実感させる音源です。
RELEASE MUSIC ORCHESTRA/VLOTHO 1977
「初期WR影響下の硬質なフュージョン+濃厚なラテン/アフロ・フレイヴァー」と言える、技巧派ジャーマン・ジャズ・ロック・バンドの77年ライヴ音源!
2,520円(税込2,772円)
オルガン・ロック、フュージョン、ごった煮風・・・なんでもありのジャーマン・ジャズ・ロックを探求!
ジャーマン・ジャズ・ロックの「なんでもあり」な魅力をお伝えすべく、様々なタイプの作品を集めました!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。