AK083/2(AKARMA)
紙ジャケット仕様。
スイスにもこんなにも痺れるハード・ロック・バンドが居たんですね。ブルース・ロックを軸に、フィドルもフィーチャーしたり、時折美メロも飛び出すし、珠玉だなぁ。
スイス屈指のハード・ロック・バンド、72年作2nd。ドイツのサイケデリック・ロック・バンドBRAINTICKETで活動していたベースのWerner FrohlichとドラムのCosimo Lampisを軸に、英サイケ/スペース・ロック・バンドHAWKWINDで活動していたギターのVittorio 'Vic' Vergeatが参加してスイスはバーゼルにて70年に結成。71年のデビュー作では、リード・ヴォーカルを起用していましたが、この2ndでは、トリオ編成で、ギターのVicとベースのWernerがヴォーカルを担っています。エンジニア、スタジオともに前作と同じく、エンジニアは、パープルやサバスでお馴染みのMartin Birchで、スタジオは、パープルの『イン・ロック』と同じロンドンはDe Lane Leaスタジオ。音楽性は前作の延長線上で、重戦車ドラムとブイブイと手数多くウネリを上げるベースによるヘヴィ級のリズム隊を土台に、ヘッジの立ったギターがスリリングなリフとリードを繰り出す悶絶ハード・ロック。絞りだすようにエネルギッシュなシャウトを聴かせるヴォーカルも文句なしのカッコよさ。曲によってはフィドルをフィーチャーするなど、よりスケールアップしたハード・ロック大傑作。
最小単位だからこそ各楽器が最大級にぶつかり合うハード・ロック・トリオ、通称「パワー・トリオ」。そんなトリオ編成による名盤をピックアップ!
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カエルジャケが世界にどれだけあるのかは知りませんが、インパクトではNo.1ではないでしょうか。当時「クリームの再来」とも謳われたというスイスの名ハード・ロック・グループ!
ゴリゴリにヘヴィな傑作1stや2ndで知られる彼らだけど、この3rdは聴いたかい?確かに音は軽くなっているけど、洗練された音作りに黒っぽくファンキーなグルーヴ感がメチャクチャ格好良いんだ!
初期に比べファンキー・テイストは強まっているものの、トリオ編成から繰り出される骨太なサウンドはまるでジミヘンEXP!スイスの名ハード・ロック・バンド、「Purple Haze」カヴァーも収録の78年ライヴ盤。
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ハードロックと空気の薄さ問題(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
孤高と言う言葉がありまして、わたしの知る限り最も標高の高いところでやっているハードロックです。メキシコのバンドは知らないもので…。9分にもわたるブギ・ハードを決める度胸のある男たちです。連想してしまうのがサバスのギターで、彼らのアイドルはヘンドリックスであるようです。メジャー調のグランド・ファンクという印象もあります。バイオリンが参加するクラシカルな曲もありますが、これは寿司のガリみたいなもんでしょう。終始ギターとベースの強圧が押してくるので、たしかに途中で水が飲みたくなります。
トードは長いのです。短いコーラスを持つ曲を書けなかったわけではないはずです。全体のメロディはとても判りやすいので。「チェンジ・イン・タイム」にいたっては12分に及ぶ劇的なヘビー曲。だらけて聴ける部分がなくてとても疲れる盤なのです。ギターのビットリオ・ベルジャ、ドラムズのコジモはイタリア語の名前で、ベースのベルナーはドイツ語名。盤もイタリアのAkarma及びドイツのSecond Battleが再発しています。
友人が去年富士山に登頂しました。日本人なら一生に一度登るべきだろ、と言って。わたしは高いところはいやです。ふだん高いところでやっていると、平場では圧力が高くなるんかな、とかおバカなことを考えるわたしです。2024.01.20