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LOUISIANA LOVE CALL

MARIA MULDAUR

CDBT1081(BLACK TOP) 【92年発売CD】

評価:50 1件のレビュー

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評価:5 夜のニューオリンズ(3 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

マリア・マルダー姐さんと健全なお色気は不可分です。いや、お色気に健全も不健全もないですけれど。カバーに写っている迫力十分な姐さんと、ニューオリンズの音は、少しコミカルで、それで十分にいやらしく、「ドンチュ・フィール・マイ・レッグ」などと歌われると、体の芯がうずきます。ドクター・ジョン氏とのデュエットで、また大人の男女の会話を再現していて、子どもと若いもんは近寄るな、の迫力なのです。姐さん、靴はいていないくせにストッキングなんですよ。こういうところが何とも…。

マルダー姐さんは、年重ねるごとにルーツ音楽を総ナメにしていくところがありまして、ジャズやったりゴスペルやったりしたあと、このレコードでは南部の聖地でセカンド・ライン・ビートです。1曲目が正調のセカンド・ラインで、姐さんのこぶしとビートがしっかり合っています。楽しいですねぇ。リトル・フィートやドクター・ジョン好きな人ならなおさら。そうでない人にもニューオリンズのビートはこれだ、という教科書のような曲です。しかし、この曲だけ異色で、あとの曲はニューオリンズの夜の雰囲気満載なのです。JJケールの「ケイジャン・ムーン」は、すっかり女性曲になってしまっています。相変わらず、とんでもない個性だよ、姐さん。2023.04.01

ナイスレビューですね!