KD11112(ELKAR)
これはずばり「ヘヴィ・シンフォ meets 民謡フレイヴァー」!スペインはバスク出身ならではのサウンドだなぁ。ギターやフルートの長尺ソロは同郷ITOIZにも通じていて素晴らしい!
スペインはバスク出身のグループ、79年の唯一作。前のめりに性急でキレのあるドラムとアグレッシヴに疾走するベース、そしてハード・エッジに炸裂するファズ・ギターはまるでイタリアン・ヘヴィ・シンフォのような狂おしいばかりにハイ・テンションなんですが、フルートはフォーク的と言いますか、涼やかな感じ。そんな「ヘヴィ・シンフォ meets 民謡フレイヴァー」なサウンドは唯一無比で、これぞバスク産ならではと言えるでしょう。アコースティック・ギターやクリーン・トーンのエレキのアルペジオによる物憂い幻想性も印象的だし、そこでの流麗でリリカルなギターソロやむせび泣くフルートは同郷のITOIZにも通じていて、これまたいかにもバスク産プログレ。ドラマティックな長尺のギター・ソロ、線の細さの中に繊細さがにじむハイ・トーンのヴォーカルも魅力的です。
QUELLA VECCHIA LOCANDA/IL TEMPO DELLA GIOIA
74年作、クラシックの豊かな素養を発揮する美麗ヴァイオリンをフィーチャーした、イタリアン・クラシカル・ロックを代表する傑作!
1,290円(税込1,419円)
イタリアを筆頭に、重厚なダイナミズムと熱気に満ちた世界各国の新旧ヘヴィ・シンフォをピックアップいたしました!
キーワードは情熱と哀愁!魅惑のスパニッシュ・プログレ・セレクション☆
西欧諸国のプログレの中でも、その歴史的/文化的背景から各地域に根ざした多様なサウンドが鳴らされてきたスパニッシュ・プログレ。そんな地域性にも着目しながら、魅惑のスパニッシュ・プログレを探求していきます☆
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