PDCD03(PROGRESSIVE DREAMLAND)
どこまでも70年代プログレへの憧憬に満ちたアンサンブル。柔らかな歌声と南米らしいたおやかで詩情豊かなメロディも泣ける。ブラジルの新鋭ミュージシャンですが、70年代スタイルの叙情派シンフォとしてかなりのクオリティ!
ブラジル産シンフォニック・ロック・バンドPOCOS & NUVENSのギタリストとして活動するGERSON WERLANGのソロ・プロジェクト。2015年の2ndソロ。格調高くリリカルに紡がれるクラシック・ギター、まるでイタリアのレ・オルメのように深淵なトーンで奏でられる夢想的なムーグ・シンセ、中域寄りのマイルドなトーンでプログレ・ハード的なダイナミズムを注入するエレクトリック・ギター、ふくよかなドラムとジャジー/フュージョンの素養を感じさせるベースによる、どこまでも70年代プログレへの憧憬に満ちたアンサンブルに泣けます。柔らかな歌声と南米らしいたおやかで詩情豊かなメロディにもまた泣かされるし、ギタリストのソロですが、「歌」やアンサンブル重視で、コンポーザーとしての彼の才能がみなぎっています。アルバムのどこを切り取っても陰影たっぷりのメロディが溢れ出るサウンドは、70年代スタイルの叙情派シンフォとしてかなりのクオリティ!これはオススメです。名作。
GERSON WERLANGの2015年作『SISTEMA SOLAR』、南米ブラジルの叙情派シンフォの名作
98年にデビューしたブラジル産シンフォニック・ロック・バンドPOCOS & NUVENSのギタリストとして知られるGerson Werlangの2015年作ソロ『SISTEMA SOLAR』をピックアップ!
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