FGBG5007(MUSEA)
デジパック仕様。
前作での耽美派シンフォ路線から、ポスト・ロック色もあるモダン・ジャズ・ロックへと舵を切ってきた19年作。クリムゾン的ヘヴィネスも顔を覗かせるクールなジャズ・ロック・サウンドが◎!
79年に当時唯一のアルバムを残したフレンチ・プログレ・バンド。13年に復活を遂げた彼らの通算5作目となる19年作。前作「LE SURVIVANT」でゲスト・プレイヤーとして参加していたミュージシャンらが本作のメインメンバーとなっており、それに伴いバンド名も「ORION 2.0」となっています。オリジナルメンバーはプロデュースなどに回っているのですが、この完成度はかなりのもの。フランス語で歌われる耽美なシンフォニック・ロックを聴かせた前17年作に対し、本作ではポスト・ロック色を帯びたモダンに洗練されたジャズ・ロック・テイストが強まっています。ジャズ・ロック然としたタイトでスマートなリズムワークを土台に、フリップ系統の鋭角的でヘヴィなプレイからハケット風のリリカルなプレイまでを滑らかに繋げた振れ幅豊かなギターと、ジャジーかつ陰影あるタッチのピアノとエレピが交差するアンサンブルはずばりセンス抜群。また男性ヴォーカリストも特筆で、デリケートなハイトーンで歌われる英語ヴォーカルが、ジャジーかつ少しミステリアスなサウンドに見事に調和しています。現代的なジャズ・ロックの中にクリムゾンはじめとする先人へのリスペクトが確かに織り込まれた力作です。
CHICAGOからの影響に北欧フォーク/トラッドの要素を加えたスウェーデンの実力派ジャズ・ロック・バンド、21分・7分・14分の大曲で構成された74年傑作2nd!
2,290円(税込2,519円)
ROME PRO(G)JECT/IV - BEATEN PATHS DIFFERENT WAYS
人気イタリアン・シンフォ新鋭、20年作、スティーヴ・ハケット/リチャード・シンクレア/デヴィッド・ジャクソン/ベルナルド・ランゼッティほか参加
3,490円(税込3,839円)
スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2019年7月〜12月アーカイブ】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2019年7月〜12月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
【改訂】アトール/組曲「夢魔」から巡る世界のプログレ探求紀行
アトールの2nd『組曲「夢魔」』を出発点に、他の作品へとカケハしながら、世界のプログレをレコメンドしてまいりましょう。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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