5060462851416(-) 【2018年発売CD】
ペーパーケース仕様、CD-R。
ダイナミックでお洒落なピアノ・ジャズかと思いきや、チェロやクラリネット等の管弦楽器が厳かなチェンバー・テイストを醸し出していて新鮮。洗練と格調高い伝統性のバランスが絶妙な、英国アコースティック・チェンバー・ジャズ・ロック!
英国のピアニストPaul Gunnによる18年作。ダイナミックに躍動するピアノを中心としたモダンで流麗なジャズ・サウンドを軸にしつつ、そこにチェロやクラリネット、フリューゲルホルンといったちょっぴり古めかしいチェンバー・テイストが交わる個性豊かなアンサンブルが特徴。洒脱なラテンのリズムを取り入れたり、低くしっとりとしたPaulのヴォーカルを交えてムーディーな雰囲気を醸し出したりと「お洒落なジャズ」の要素はたっぷりと詰まっているものの、同時にジャズとクラシックの合間を行き来するようなピアノ、格調高く幽玄な管弦楽器が厳かな気品を漂わせていて新鮮な聴き心地。他にも英国トラッド「Black Is the Color〜」の優雅なジャズ・カヴァーを披露していたりと、洗練の中に伝統を溶かし込む彼の姿勢が見事に具現化された一枚となっています。チェンバー・ロックや英国ジャズ・ロック好きにはぜひチェックして頂きたい、ブリティッシュな陰翳に富んだアコースティック・チェンバー・ジャズの逸品です。
TROOT/CONSTANCE AND THE WAITING
米国人ピアニスト/作曲家Tim Rootを中心に、世界中から集結した10人の実力派ミュージシャン参加のアヴァン/ジャズ・ロック・プロジェクト18年作、ずばり「クラシカルなクリムゾン」と言える傑作!
2,990円(税込3,289円)
DICK HECKSTALL-SMITH/A STORY ENDED
GRAHAM BOND ORGANIZATIONやCOLOSSEUMでの活躍で知られるサックス奏者、72年ソロ作、ハイズマン/グリーンスレイド/クリス・ファーロウ/グラハム・ボンドら盟友が参加!
1,390円(税込1,529円)
木枯らし吹きすさぶ冬らしく、枯れた味わいに満ちた英国ジャズ・ロックを集めてみました!
カンタベリー・ファンにもオススメの「非暗黒系」!?チェンバー・ロック特集
チェンバー・ロックといえば気品ある室内楽アンサンブルを大幅に導入したロックですが、なんだかアヴァンギャルドでダークなイメージも・・・。そんな「暗黒系」チェンバーが苦手な方にオススメの、ファンタジックで叙情的な「非暗黒系」チェンバーを集めてみました。
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懐かしい音だけど実はすごく新しいのかも(6 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
のんびりしたジャケとタイトル。「養蜂家の庭」ってなんか面白そうだ…って思って試聴したら驚いた。サロン・ミュージックからジャズロックまで。少し前にアコーステイック・ジャズロックが流行った時、例えばGenesisをピアノ二台でカヴァーするジェネシス・ピアノ・プロジェクトもこんな感じだった。音が軽やかに生き生きとして跳ね回ってる。しかも曲がすごくポップでメロディアス。
ピアノトリオにサックス&クラリネット、トランペット&フリューゲルホーンが絡めばチェンバーとも言えるけど、いや、これは…なんだろ?新感覚のポップロックということで、気に入った!