FGBG4153AR(MUSEA) 【95年発売CD】
他のZEUHL系ジャズ・ロック・バンドに見られる凶暴性はあまり感じさせず、ある種ドリーミーとすら言えそうな儚さのあるアンサンブルが特徴。CARPE DIEMなどのファンには是非聴いていただきたい一作。
フランスのZEUHL系ジャズロックバンド。79年唯一作「Stoyz Vi Dozeveloy」にボーナスを追加してのCD化。元々はKing Crimsonなどに影響されたプログレスタイルをとって活動しながらも徐々にMAGMAに代表されるZEUHL系ジャズロックサウンドを確立していったグループであり、特にリズム隊のプレイなどでMAGMAからの影響を伺わせますが、他のZEUHL系プログレバンドに見られる肉感的な音作りや凶暴性はあまり感じさせず、むしろ耽美な儚さを残した透き通ったジャズロック作品というイメージが強いユニークな音楽性。バンドの基本セクションは硬めな音作りをしているものの、ある種ドリーミーとすら言えるような夢想的な音色を聴かせるサックス/クラリネット奏者を擁していると言う共通点もあってか、同郷Carpe Diemあたりに似た雰囲気を持っています。テクニカルに攻めながらも、トータルでは非常にフランスらしい冷めた雰囲気があるのが個性的な作品であり、好みの分かれるZEUHL系バンドの中でも比較的聴きやすい音楽性の1枚です。
LIGHT YEAR/HYPERNAUTS OF THE ABSOLUTE ELSEWHERE
74〜76年に活動した米サンフランシスコのジャズ・ロック・グループ、当時の発掘音源を収録した20年2ndにしてラスト・アルバム!
2,390円(税込2,629円)
TROOT/CONSTANCE AND THE WAITING
米国人ピアニスト/作曲家Tim Rootを中心に、世界中から集結した10人の実力派ミュージシャン参加のアヴァン/ジャズ・ロック・プロジェクト18年作、ずばり「クラシカルなクリムゾン」と言える傑作!
2,990円(税込3,289円)
【新作追加】暗黒で切迫感みなぎるZEUHL系ジャズ・ロック特集!
Christian Vnderを中心に「コバイア」という架空の文化を生み出し、凶暴にして荘厳、エキセントリックなアクの強い作風で70年代を駆け抜けたグループ=MAGMAのフォロワー、いわゆるZEUHL(ズール)系と呼称されるグループをピックアップ!
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