0506302(INSIDEOUT)
プラケース仕様。
ギターがザクザクとリフを刻む「モダンなヘヴィネス」とヴィンテージなトーンのキーボードによる「叙情美」とが織り成してメランコリックな音世界を描くポーランドの新鋭。ポーキュパイン・ツリーのファンは是非一聴を!
PORCUPINE TREEなどと並び、現代ヘヴィ・プログレ・シーンを牽引するポーランドのバンド、12年5th。プログレ・メタルと評されるグループで、確かにザクザクとキレのあるリフ・ワークはプログレ・メタル的ですが、ヴィンテージな厚みがあるのが印象的。さらに特筆は、プログレ・メタルの枠に収まりきれないスケールの大きな音像で、リフで攻め立てるヘヴィなパートと鮮やかな対比を成すメランコリックなパートがとにかく秀逸。ゆったりと音空間を広げるアコギ、透明感の中に残像のような陰影と揺らぎがある叙情的なピアノ、ポーランドらしい翳りを帯びたクリアで伸びやかなヴォーカルが言葉を失うほどに静謐で美しいアンサンブルを描きます。「音を描く」という表現がぴったりのアーティスティックな感性を持った好グループ。これは名作です。
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第七十二回:RIVERSIDE『ID.ENTITY』
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、第2弾コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
【タイトル追加】"ダークな透明感"を帯びたPORCUPINE TREE系プログレ作品を探求!
"ダークな透明感"を継承したPORCUPINE TREEタイプのプログレを探求してまいります♪
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