RDI33013(RETRO DISC INTERNATIONAL) 【2007年発売CD】
後にジェフ・ベック・グループやキーフ・ハートレイ・バンドに参加する渋いメンバー達による英ブルース・ロックのディープな一枚。ピーター・グリーンのゲスト参加も聴き所のオシャレで味わい深いブルース・ロック名品!
Bobby Tench(後にJEFF BECK GROUPで活躍するヴォーカル)、Derek Austin(後にKeef Hartley BandやCaravanに加入するKey奏者)、Godfrey Mclean(Peter Greenのソロに参加のドラマー)など、渋いながら抜群のセンスを持ったプレイヤーにより結成されたグループ。70年の唯一作。R&Bやソウルの要素を巧みに取り入れた、オシャレで味わい深いブルース・ロック。滲み出る風格は一流の証し。名作。Peter Greenが2曲でゲスト参加。
若きクラプトンによる血気盛んなギタープレイに痺れる66年作!
スタジオ盤とライヴ盤で構成された68年作、スタジオにおける実験性や革新性と、怒濤の如く白熱した演奏が詰まった傑作!
ギタリストKim Simmons率いる英ブルース・ロックの雄、68年2nd
名ギタリストStan Webb率いる英国ブルース・ロック人気グループ、69年作
英国出身ブルース・ロック、閉塞感が迫りくるミドルテンポ中心のアンサンブルが強烈、70年発表唯一作
ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したリーダー・グループ、69年作1st
シカゴ・ブルースへの憧憬を孕んだ英国発ブルース・ロック・バンド、70年通算3作目!
Janis Joplinを彷彿とさせるスワンピーな米女性シンガー、69年作、クラプトンを筆頭に英ブルース・ロックのオールスターが参加!
夢のコラボ!?豪華ゲスト・ミュージシャンが参加している作品をピックアップ!
誰もが知っている、あのミュージシャンがゲスト参加!?そんな豪華な作品を色々なジャンルから集めました。
本場アメリカ南部で生まれたブルースがイギリスに輸入されて誕生したブリティッシュ・ブルース・シーンを特集。アコースティック・ブルースから、エレクトリック化、さらに「ロック」と融合してブルース・ロック・ムーヴメントへと発展した激動の50年代〜60年代の流れを見ていくことにいたしましょう。
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昭和の薫り?漂う英国70年代、オシャレなジャズ・ロック!(3 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
キャラバンの「夜毎に太る女のために」(傑作!)期にちょこっと参加していた D.Austin(再発同タイトルCDには彼も作曲に参加した未発表曲がボー・トラ収録)。
地味なKey奏者ですが、私の場合気になったヒトを追っかけてしまうといった「粘着質プログレ・ストーカー」でして、彼も私のターゲットになってしまっておりました。これも、まさかまさかのCD化。深民淳氏の「ルーツ・オブ・ブリティッシュ」でのお言葉を拝借いたします。
「パラディンと並ぶラテン・ロックの雄。サンタナにも負けないリズムの洪水。ブルーズ・ヴァイオリンをフューチャーしたバラードまで完成度は高い。人知れず消えていくには惜しい才能だった」
と、これ読んだら聴きたくなるのが英国魂に虜になったリスナーの性(サガ)でしょうか...。
1曲目のブルーズ満開英国節からストリングス入り泣きバラード、更に中盤ではまるでPasadena Roof Orchestra風トラッド・ジャズ、そしてラストのラテン・リズム・お祭りノリ...こりゃすごい!と茫然。う〜ん、今の私はこの手のなんでもあり・おもちゃ箱は面白いと思うんですが、30年前なら「なんじゃ?こりゃ!」となったかもしれません。キャプテン・センシブルとルイス・ヒューレイが南米のミュージシャンとバンド組んでジャズ・ロックやっちゃった!といった感じでしょうか。
英国好きのリスナーさんにはタマラナイ一枚とお奨めしますが、いわゆるシンフォ風味と叙情メロトロンは期待しないように。