プログレ新鋭の中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!
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定価2524+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
カビあり
00年結成、日本のプログレッシヴ・ロック/ジャズ・ロック・グループ。11年作。伸びやかなサックスを主軸に据えた、カンタベリー×エスニック調のジャズ・ロック。叙情的なテーマを奏でるサックス、手数多く的確なドラム、ブンブン唸るベース、時に流麗に時に叩きつけるように弾かれるキーボードによる、ロック・ダイナミズム溢れるジャズ・ロックは、エストニアのPHLOXや日本のMACHINE & THE SYNERGETIC NUTSが好きな方に大推薦です。雄大な響きを湛えたジャンベ、煌びやかな鈴やカリンバの音色、自然音のSEなど、要所に配されたオーガニックなアクセントが、「エスノ」を飛び越してもはや「スピリチュアル」な感動すら喚起させる、ジャズ・ロック作としては稀有な作品でもあります。スティック・ベースやバリトン・ギターなど、ユニークな楽器使いも特徴的。『Thembi』など、スピリチュアル期のPharoah Sandersがカンタベリーの連中と地下でジャズ・ロックをやったらこんな音?などと想像してしまいました。
北欧を代表するKey奏者のPar Lindhが、クラシック・ギタリストBjorn Johanssonと組んだプロジェクト。トールキンの「ホビットの冒険」をテーマにしたコンセプト作、96年リリース。キーボードの荘厳さとクラシック・ギターの格調高さが絶妙にマッチし、そこに管弦楽器が時に牧歌的に時にファンタスティックに彩ります。北欧トラッドのエッセンスが香る哀愁溢れたヴォーカル・メロディ、澄んだ歌声の女性ヴォーカルも特筆もの。ジャケットの雰囲気が気に入った方には自信を持ってオススメできる名作。
直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2800+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
ケースツメ跡あり、カビあり
フランスの新鋭インスト・シンフォ・グループ、23年1stアルバム。『Watchers Of The Skies』冒頭を想起させるリズム隊のプレイにギターとピアノが絡んできて、一気にファンタスティックに盛り上がる導入部からグイッと惹きこまれます。その後もTony Banksに通じるつややかなキーボードワークと、Steve Hackettを意識したトーンでメロディアスに飛翔するギターを中心に、インストながら初期GENESISからの影響を感じさせる劇的なシンフォニック・ロックを紡いでいき、これはなかなか感動的です。幻想的なメロトロン(シンセ?)の鳴らし方も非常にGENESIS的でニンマリ。どちらかと言えばクリアで明快な陽性シンフォニック・サウンドなのですが、時折フランスらしいダークな緊張感が差し込まれるのも魅力で、そこではATOLLがチラついたりもします。ハード・ロックの素養も備えているようで、特にギターは曲によってはハードエッジに弾きまくっていて痛快。初期GENESISを手本としながらも、このバンドならではと言える破格のスケールで展開していくサウンドが非常に素晴らしいです。カケレコメンド!
GENESIS系イタリアン・シンフォの名バンドMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成した別働グループ、待ちに待った2020年4thアルバム。まずはとにかくこの1曲目を聴いて欲しい!Hackettそのものな繊細なタッチのアコギに、声質・抑揚までPeter Gabrielのヴォーカルが歌声を重ね、シンセが彼方から薄もやのように広がっていくと、幽玄のメロトロンも交えGENESIS憧憬のシンフォニック・ロックがゆったり立ち上がっていきます。一音一音が気品に満ちた輝かしいエレキギターのソロもHackettの客演かと思う完成度。醸し出されるあのデリケートな幻想美までも再現した、まるで発掘された初期GENESISの未発表曲だと言われてもまったく不思議に思わないほどのクオリティにびっくりします。古今東西のGENESISフォロワー達の中でも、最も深いところまでGENESISリスペクトを示したサウンドと言って間違いないでしょう。『TRESPASS』収録曲や名曲「ENTANGLED」に通じる浮遊感あるリリカルなサウンドにグッとくる2曲目や5曲目、GENESIS憧憬はそのままにオルガンやギターが切れのあるダイナミックな掛け合いで疾走する3曲目など、他のナンバーもGENESISを下地にドラマチックなサウンドを構築していて素晴らしいです。1曲目を筆頭に、初期GENESISファンならば「よくぞここまで...」と拍手を送りたくなるはず。傑作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干側面部に色褪せあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干側面部に色褪せあり
12年デビュー、メンバーほぼ全員がクイーンとドリーム・シアターをフェイバリットに挙げるスペインの新鋭プログレ・バンド、2019年1月マドリッドでの熱いライヴを収録した2CD+DVD!注目は何と言っても、18年にリリースされた傑作3rd『2038』のナンバーを中心にしたセットリストである点。冒頭、力の入ったMCがDRY RIVERを紹介すると、3rdアルバム1曲目「Perder El Norte」でスタート!スタジオ盤での演奏の精度はそのままに、観客も巻き込んだ最高にエネルギッシュで痛快なステージが幕を開けます。観客は1曲通して大合唱で、ライヴならではの臨場感がみなぎっており雰囲気が素晴らしい。もちろんお約束のクイーン「BOHEMIAN RHAPSODY」の完全再現も披露しています。1曲では、リッチー・ブラックモア率いるレインボーで現ヴォーカルを務めるチリ出身シンガーRonnie Romeroをゲストに迎えていて、フレディ愛たっぷりな2人のヴォーカルが会場を最高潮に盛り上がていて感動的です。1stと2ndの曲を披露した17年ライヴ作『ROCK & ROLLO... !Y CANA!』とともに、彼らの情熱みなぎるサウンドに胸打たれた方なら必聴と言える傑作ライヴ盤!
LOST WORLDとともに現在のロシアを代表するシンフォ・バンド、99年録音作。『SUN OF SPIRIT』同様、LITTLE TRAGEDIE名義ではあるものの実質的にはキーボーディストGENNADY ILYINのソロ作品。ギタリストの参加を除いてキーボードの多重演奏のみによる演奏という点は『SUN OF SPIRIT』と変わらないものの、純クラシカルな印象が強かった前作と比べ、こちらは打ち込みリズムを大きく取り入れ、よりロックらしい躍動感が感じられるバンド・アンサンブル的な音作りがされているのが特徴。後のバンドとしてのLITTLE TRAGEDIESのサウンドにぐっと近づいています。荘厳なシンセやオルガンが鳴り響く中を、ギターがヘヴィに切れ込んでくる場面などはまさにLT!ドラマティックに歌い込むロシア語ヴォーカルもすばらしい。硬質な音使いとクラシカルな優雅さが絶妙にバランスした音楽性は、まさにロシアという国からイメージされる音そのもの。LT前夜という位置づけにとどまらない、素晴らしい完成度を誇る一枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ケースツメ跡あり
今やロシアを代表するプログレ・グループとして人気を確立した彼らが、1stアルバム以前の92年に残していたテープ音源を元に完全新録した21年作!ヴァイオリンやフルートが格調高く舞い踊るクラシカルなナンバーの素晴らしさは近年の作風に通じますが、武骨なリズムが導くヴォーカル・ナンバーでは、70年代のブリティッシュ・ロックのようなソリッドかつ哀愁溢れるアンサンブルを聴かせていて驚き。そこに「Epitaph」のダークな叙情から「Discipline」のクセのあるリズムセンスまでを散りばめたクリムゾン譲りのエッセンスが効いていて、思わずニンマリしてしまいます。叙情的な曲での心ここにあらずといった趣の冷たく浮遊感あるメロディもいかにもロシア的で印象的。ブリティッシュ・ロック影響下の高品質なロシアン・ロック作品として素晴らしい出来栄えであると共に、怒涛のテクニカル・シンフォを聴かせてきた彼らの原点に触れることができる点でも興味深い一枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
ヴィンテージ・キーボードやエレクトリック・ブズーキを操るマルチインストゥルメント奏者、MOTISことEmmanuel Tissot率いるグループ。2014年作6th。ANGE直系のシアトリカルなシンフォニック・ロックを軸に、MALICORNEに通じるフレンチ・トラッドのフレイヴァーが香るサウンドが持ち味。とにかくメロトロンM400やソリーナやローズやハモンドなどヴィンテージ・キーボードがこれでもかとフィーチャーされていて、特にメロトロンが大活躍!幻想的に溢れるメロトロンをバックにリリカルに紡がれるハモンド、そして、スティーヴ・ハケットを彷彿させる格調高いマンドリンやブズーキが織り成すファンタスティックなアンサンブルは、ジェネシス〜アンジェあたりのファンはたまらないでしょう。MOTISによるフランス印象派絵画のように柔らかで親しみやすいハイ・トーンのヴォーカルとフックあるメロディも特筆。なんと、アトールの名ヴォーカリスト、アンドレ・バルザーがゲスト参加し、1曲でヴォーカルを担当。この曲がまた素晴らしい!アナログ的な温かなサウンドプロダクションも印象的で、70年代の発掘作品と言っても分からないでしょう。これはシンフォニック・ロックのファンは必聴の快作!
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
現行MAGMA/ONE SHOTのベーシストがMAGMA参加前に組んでいたジャズ・ロック・トリオ。96年録音/08年発表作。空間を切り裂くエッジの立ったソリッドなリフ、MAGMAが放っておくはずもないZEUHL直系のメロディアスな重低ベース、タイトかつダイナミックなドラムが濃密に絡み合う超攻撃型ジャズ・ロック!SOLEIL ZEUHLレーベル内でも、屈指の強度とヘヴィネスを誇るグループ。
94年にデビュー以降、怒涛のリリースで、メキシコが世界へと誇るシンフォニック・ロック・バンドへと上り詰めたバンド。2枚組となった06年作の14thアルバム。デビュー以来、ジェネシスのDNAを継いだネオ・プログレ・サウンドを極めていき、MUSEAからリリースされた03年作の11th『Al-Bandaluz』で、中心メンバーのKey奏者Alfonso VidalesとヴォーカルのFrancisco Hernandez以外のメンバーを変え、より往年の香りとともに、よりスタイリッシュでモダンに引き締まったダイナミックなシンフォニック・ロックへとさらに階段を登りました。本作は、メンバー・チェンジ後では3作目で、ヴォーカルのFrancisco Hernandezはゲスト扱いとなり、他のヴォーカリスト(女性Voも!)もゲストに加えて制作されています。サウンドは、GENESISやEL&PのDNAを継ぐヴィンテージな香りたっぷりの多彩なキーボードを軸に、『Al-Bandaluz』以降のフルート、サックス、モダンでハード・エッジなギターが織りなすスリリングでいてイマジネーションにも満ちたシンフォニック・ロックが印象的です。ロマンティシズム溢れる流麗なピアノ、夢想的で優美なフルートではじまる2枚目のオープニング・ナンバーは、イタリアのLocanda Delle Fateも彷彿させる美麗さ。そこから一気にヘヴィなギターとムーグによるダイナミックなパートへと展開し、ジェネシス直系のドラマティックなキメや、HR/HM的な硬質なパートなどを織り交ぜながら、「静」と「動」、「硬」と「軟」自在に上り詰めていく展開は見事。これまた傑作です。
2014年に始動したギタリスト/マルチ奏者と女性ヴォーカリストによるブラジル産シンフォ・プロジェクト、18年作。彼らが敬愛するバンドRUSHに捧げたトリビュート作品となっています。アレンジ自体は原曲に忠実と言えますが、ギターの響きに顕著な持ち前のドリーミーな感覚、そして艷やかな女声ヴォーカルによって丹念に紡がれるRUSHナンバーの数々が新鮮です。「Limelight」に始まり「Closer To The Heart」「Nobody's Hero」「Tears」「Here Again」など14曲を披露。RUSHに対する素直なリスペクトが感じられる好カバー作!
06年にデビューしたフィンランドのシンフォ・グループによる24年作3rdアルバム。CAMEL彷彿の叙情的なサウンドを、透明度の高さと温かみが調和した北欧バンドならではの音使いで綴る絶品シンフォニック・ロック。北欧トラッド的な神秘性を宿した旋律を奏でるフルートとメランコリックなアコギが織りなす1曲目はCAMEL『Moonmadness』的世界観ですが、フィンランド語の少し「いなたい」響きが哀愁を醸し出していてとても良い感じ。白眉は19分に及ぶ2曲目で、繊細な1曲目から一転してオルガンがアグレッシヴに噴き出す迫力あるオープニングに惹きこまれます。タイトなリズムを土台にエッジの効いたギターとシンセが疾走するインスト・パートと、美しいエレピも活躍するロマンティックなヴォーカル・パートで描き出す、イマジネーションが溢れんばかりのサウンドに19分間があっという間に過ぎていきます。ここぞで登場するメロトロンの使いどころも見事。この硬軟自在なアンサンブルと徹底してメロディアスな旋律の素晴らしさは、ドイツのANYONE'S DAUGHTERがお好きであれば絶対気に入ると思いますよ。叙情派シンフォニック・ロック好きなら、ずばり必聴レベルの逸品です!
英国はヨークシャー在住のマルチ・インストゥルメンタル奏者Andrew Marshallによるプロジェクト。05年のデビュー作。全編インストで、ジェネシス、キャメル、イエス、バークレイ・ジェームス・ハーヴェストあたりのDNAを受け継いだ、テーマのメロディやバックのアンサンブルのすべてから英国らしい柔らかな叙情が溢れる70年代憧憬サウンドが印象的です。艶やかで格調高いトーンのピアノ、金管楽器のような壮麗さとともにメランコリーもあわせもった荘厳なトーンで鳴り響くムーグ・シンセ、淡い幻想美を醸すメロトロン。ヴィンテージなキーボードから繰り出される美しい旋律は往年のプログレ・ファンは歓喜すること間違いなしでしょう。優しく奥行きを広げるバッキングからハケット直系の気品たっぷりに鳴るアルペジオまでいかにも英国的な響きのアコギ、繊細に紡がれるエレキのリード、神秘的なフルートも絶品。これは名作です。
90年代のポーランド・シンフォ・シーンを代表するバンドとして活躍し、03年に解散。13年に再結成して活動を続けていた彼らが、前作『SAFE』から27年を経てついにリリースした6thアルバム!現メンバーはキーボードのKrzysztof Palczewski、ベーシストPiotr Witkowski、ドラマーWojtek Szadkowskiという往年からのメンバーに、QUIDAMでも活躍したヴォーカリストBartek Kossowicz、ドラマー/パーカッショニストとしても活動する才人ギタリストMichal Kirmucの5人です。いきなりバンド史上最長21分の大曲からスタート。エレクトロニクスと虚ろなヴォーカルが漂う薄暗い展開から、ハケット調のファンタジックかつ気品あるギター&輝かしいシンセが溢れ出しGENESIS/MARILLION憧憬の音世界が広がる冒頭部で、COLLAGEの健在ぶりに嬉しくなります。ヴォーカルはガブリエル・リスペクトを示しつつも熱く歌い上げるFISHに近いスタイルで、FISH期MARILLION彷彿のシンフォにエレクトロ要素と絢爛なストリングス・キーボードを加えたようなサウンドでひたすらドラマティックに盛り上がっていきます。ラストの1曲ではゲスト参加のSteve Rotheryが入魂のソロをたっぷりと聴かせていてこれがまた大変に感動的。MILLENIUMを中心に活況を見せるポーランド・シンフォ・シーンに堂々帰還したベテランによる必聴傑作!
ロシアのグループ、07年作2nd。テクニック抜群のギター&キーボードを中心とするテクニカルなシンフォニック・ロック。メタリックな硬質さ、エレクトロニックなクールさ、ビビッドなサウンド・プロダクションなど、現代的な香りが強く、「鮮烈」という形容が合うハイテンションなアンサンブルが持ち味。伸びのある耽美的なヴォーカルもまた現代的。70年代的な香りこそありませんが、現在進行形のシンフォとしてはかなりのレベルを持った作品。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ジェネシス系イタリアン・シンフォの名バンドとして知られるMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成したバンド。2016年作3rd。繊細なタッチの伸びやかなロングローンが魅力のギターときらびやかなトーンのムーグ・シンセが紡いでいく時にリリカルで時に緊張感を持ったメロディ。その上でたなびく幻想的なメロトロン。シアトリカルなヴォーカルとフックに富んだメロディ・ライン。そして、目の覚めるようなめくるめくファンタスティックかつダイナミックな展開。ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンにはたまらないサウンドがこれでもかと続きます。さらに、しとやかなエレピ、クラシカルで格調高いピアノやクラシック・ギター、エモーショナルに歌い上げるヴォーカルなど、イタリアならではのサウンドのまばゆさ・艶やかさも特筆。ジェネシスへの憧憬がベースにありますが、イタリアらしさや、突き抜けるようにかっ飛ばすプログレ・ハード・テイストなどを織り込んだ多彩なサウンドにはオリジナリティがあります。1st、2ndもプログレ・ファンに大好評でしたが、本作にも間違いなく心奪われることでしょう。傑作です。
05年デビュー、ロシア出身のインスト・サイケ/プログレ・バンドによる16年ライヴ作。のっけから17分の大曲で彼らの音世界へと引き込まれます。シンセやヴァイオリン、サックスが思い思いにフレーズを奏で交歓する浮遊感たっぷりの導入部に、リズムが切れ込み、スリリングにアンサンブルが立ち上がってくる展開は、GONG『YOU』を思い浮かべずにはいられない息をのむ素晴らしさ。パーカッションを交え猛烈な音数でまくし立てるトライバルなリズム・セクションは相変わらずの超絶度合いだし、不穏な旋律を紡ぐヴァイオリンと暴走するサイケデリックなワウギターが対比するアンサンブルは凄まじい熱量を放ってます。演奏を適度にクールダウンさせるスペイストーンのシンセもいい仕事です。ライヴでも演奏のクオリティは一切下がっていません。GONG影響下にありながらもフォロワーという域を大きく超え出た孤高のサウンドが炸裂している驚異のライヴ・パフォーマンス!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
07年デビュー、ペルー出身の新鋭シンフォ・バンドによる12年2nd。キレのある躍動的なリズム隊、優しくたおやかなフレーズからファンファーレ調のファンタスティックなフレーズまで華麗なシンセ、流麗に奏でられる繊細かつリリカルなピアノ、現代的なエッジとヴィンテージな厚みを併せ持つスリリングなギター。クラシカルで格調高いアンサンブルによって胸の躍るようなファンタジーを描くパートから、チェンバー・ロックばりの精緻さとキレ味で変拍子を自在に操りながら畳みかけるヘヴィなパートまで、「静」と「動」の間を鮮やかに行き交いながらダイナミックに展開していきます。アコギのメランコリックで情感豊かな音色、女性ヴォーカルの清涼感いっぱいのたおやかな歌声など、ブラジルのBACAMARTEとも通じる涼風が吹き抜けるような、南米らしい爽やかな叙情美も印象的。17分に迫る最後の大曲では、イタリアン・ロック的な重厚な構築性も見事。近年の南米の中でもトップクラスの完成度を誇る傑作シンフォです!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
イタリア/フィンランド/アメリカのミュージシャンによって結成された多国籍シンフォニック・ロック・グループ、単体では廃盤状態となっている、11年作1st『UNDERCOVER』、13年作2nd『SECRETS OF DISGUISE』、14年作3rd『IMPERIAL HOTEL』の初期3作品をセットにした18年リリースBOX!往年のプログレ名曲の数々を各国のゲストを迎えてカバーした1st&2ndには、バンドを全面バックアップするENGLANDのkey奏者Robert Webbをはじめ、FLOWER KINGSのRoine StoltやJonas Reingold、NATHANMAHL〜CAMELのGuy LeBlanc、GLASS HAMMER〜YESのJon Davison、ハンガリー新鋭YESTERDAYSの中心メンバーBogati-Bokor-Akos、FONDERIAのkey奏者Stefano Vicarelliなどなど圧巻のメンツが参加。ENGLANDの幻の大作「IMPERIAL HOTEL」のカバーとオリジナル曲で構成された3rdには、本家であるRobert Webb、KENSOの清水義央、GLASS HAMMERのギタリストKamran Alan Shikoh、現ANGLAGARDのLinus Kaseらが名を連ねます。1stと2ndには新規リミックスと新規録音が追加されており、さらにELP「悪の教典」やLATTE EMIELE「Rimani Nella Mia Vita」など合計1時間を超える未発表曲9曲をボーナス・トラック収録。本BOXならではの追加要素も満載した注目のBOXです!
ブラジルのグループ、99年作1st。広がりある清涼感溢れるキーボード・アンサンブルと伸びやかでテンション溢れるギター・ソロを中心とするCAMELタイプのシンフォニック・ロック。メロディアスなエッセンスだけでなく、ロック的ダイナミズムもこのグループの持ち味で、特に手数多くスリリングなリズムを正確無比に刻むドラムが素晴らしい。BACAMARTEのヴァイオリン奏者GLAUCO FERNANDESがゲスト参加。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なスレあり、側面部に若干色褪せあり
94年結成、地中海に浮かぶ島国マルタ共和国出身で、現在はチェコを拠点とする新鋭グループによる2020年作。これは素晴らしいです!全編を彩る流麗なピアノ、叙情たっぷりのフレーズを次々と奏でるドラマチックなギターが印象的なメロディアス・プログレなのですが、特筆はビックリするくらいにポップで親しみやすいメロディ。少年のような実直さと優しさを感じるヴォーカルに瑞々しいコーラスが絡むスタイルは、メロディの良さも相まって、MOON SAFARIも想起させるほど。そんなサウンドを雄大に盛り上げるメロトロンの使い方も見事です。21分の大作は、GENESIS的な英国叙情やSPOCK'S BEARDに通じる洗練されたモダンな構築性を発揮しながら、ひたすらキャッチ―なメロディが紡がれ続ける名曲で興奮必至です。演奏面ではピアノの存在が大きく、Ben Foldsばりのピアノ弾き語りポップスにシンフォニックな味付けをしたようなスタイルとも言えるかも。四半世紀の活動歴を持つバンドとは思えないサウンドの鮮度に驚かされる愛すべき一枚。カケレコメンド!
2枚組、スリップケース付仕様、プラケース仕様、ボーナス・トラック1曲
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
カタログに折れあり、スリップケースに圧痕あり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
世界のチェンバー/アヴァン系の先鋭的なバンドを多く輩出しているAltrOckレーベルよりデビューした、カリフォルニア出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンドによる待望の17年作2nd。前作『RAINBRO』では女性ヴォーカルを擁しカンタベリー・エッセンスをたっぷり含んだポップな音作りがたまらない個性派ジャズ・ロックを聴かせた彼らですが、本作でもその唯一無二のサウンドは健在です。全盛期ゴングばりの強度と緩急自在のしなやかさで聴かせるジャズ・ロックをベースに、カンタベリー風の芳醇かつ流麗なホーン・セクションとスラップ・ハッピーあたりを彷彿させる浮遊感あるメロディをちょっぴりミステリアスに歌う女性ヴォーカル。演奏自体は角の立った硬派なジャズ・ロック・テイストがあるのですが、一貫して軽やかなポップ・エッセンスが効いており、無骨な印象は一切与えないハイセンスなサウンドメイクが相変わらず素晴らしすぎます。前作を気に入った方は勿論、カンタベリー・ロック・ファン、ゴング・ファン、スラップ・ハッピーのファンも「これはっ!」となること間違い無しの一枚に仕上がっています。
ウクライナ出身、英国を拠点に活動するコンポーザー/key奏者Antony Kalugin率いる人気シンフォ・グループ、2024年作15thアルバム。前作で見せたYES的なエッセンスをより消化し、CAMELのメロディアスな優美さ、THE FLOWER KINGSのハードさやスケールの大きさ、YESの疾走感・飛翔感を絶妙に配合して、見事にKARFAGENの音へと再構築しています。ダイナミックかつ安定感抜群のプレイでアンサンブルを支えるリズム・セクション、アンディ・ラティマーとロイネ・ストルトを宿すあまりにメロディアスで雄弁なギター、まさに七色に輝くという表現が相応しい色彩溢れるシンセサイザー。そこにジャジーなテイストで演奏を引き締めるサックスも加わって、これ以上はないというほどに完成されたメロディアス・シンフォニック・ロックを紡いでいきます。ニューエイジを原点とするA.KaluginらしいSEを散りばめた神秘的な音空間作り、Anthony Phillips彷彿の格調高いアコースティック・パートなども生かされていて、デビューからの18年間を集大成したサウンドと言っていいかも知れません。シンフォ・ファンの方には、この圧倒的なまでにメロディアスで幻想的でスケール大きな音世界を是非味わってほしいところです。傑作!
ポーランドの新鋭バンドによる、24年デビュー・アルバム。女性ヴォーカル、ヴァイオリン奏者、そしてフレンチホルン奏者を含む編成を特徴としており、クラシックにも通じた独自の美的センスが発揮された、エモーショナルかつスタイリッシュなサウンドを展開します。ひたすらクラシカルで気品高いヴァイオリン、泣きのフレーズをとめどなく紡ぎ出すエッジの効いたギター、ここぞの場面で登場して哀愁を添えるフレンチホルン、そして厳かでメランコリックな女性ヴォーカル。デジタル音響を散りばめるセンスも秀逸で、息をのむような幻想的かつ芸術的な音作りに貢献しています。演奏陣の中ではヴァイオリンの表現力が特に素晴らしく、本格的なクラシックの素養を感じさせる深みある演奏が、アンサンブルのレベルを押し上げていて注目。プログレというよりは「アート・ロック」と表現したくなる傑作です。
ブラジル出身、CARAVELA ESCARLATE〜ARCPELAGO〜BLUE RUMBLEなどのヴィンテージなプログレ・バンドを多数率い、SAMURAI OF PROGの作品にも参加する奇才キーボーディスト、22年ソロ名義作。彼が率いてきた上記バンドに通じるヴィンテージなテイストがプンプンのキーボード・インスト・プログレを展開。ハモンド・オルガンをこれでもかとスリリングに弾きまくる一曲目からヴィンテージ・キーボード好きのハートを鷲掴みにしてきます。以降の曲ではそんなオルガンに色彩豊かなトーンで躍動するシンセや幽玄のメロトロン・ストリングスも重なり、薫り高きキーボード・サウンドを作り出していて堪りません。ジャズ・ロック的なタイトさでアンサンブルを引き締めるリズム・セクション、そして優美にもハードエッジにも自在なスタイルでキーボードに応じるギターの腕利きっぷりにも注目です。これはとにかくヴィンテージなキーボード・サウンドに心行くまで浸りたいというプログレ・ファンには持ってこいの一枚。辺境臭さは一切なく、全てのキーボード・プログレ好きに聴いてみて欲しいサウンドです。
現ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENIUMを率いるキーボード奏者によるソロ・プロジェクト、21年作5th。毎回文学作品をテーマにしたコンセプト・アルバムを送り出している彼らですが、今回はそれぞれ異なる文学作品をテーマにした10分超の全4曲を収録。従来通りPINK FLOYD的メランコリーを下敷きにしたドラマチックなサウンドメイクで原作の物語を浮かび上がらせます。ギルモア調の一音一音に感情がこもった泣きのギターとリック・ライト彷彿のうっすら陰鬱に広がるシンセ&格調高いピアノが劇的に交差するゴールディング『蠅の王』を題材とする1曲目、フロイド「Brain Damage」あたりが浮かぶ淡く幻想的な音世界に酔いしれるオーウェル『1984』を描いた3曲目などが聴き所。原作を知っているほどにイマジネーションいっぱいに作品世界が広がっていく充実の一枚です。
ポーランド出身、ヴォーカル、ギター&キーボード、ドラムスのトリオ・プログレ・バンド、17年作。陰鬱ながらも透明度高く美しいトーンのギター、ここぞでシンフォニックに湧き上がるストリングス系のシンセ、派手さはないながらシャープな切れ味を持つ技巧的なドラミング、そして英詞で朗々と力強く歌う男性ヴォーカル。無駄なく組み上げられたスタイリッシュなアンサンブルと、荒涼とした物悲しい世界観にうっすらと幻想美が広がるポーランドらしい退廃感ある音作りでドラマチックに聴かせます。ギターはメランコリックなプレイが主ですが、速弾きも交えたテクニカルなプレイから、最終曲で聴ける激情ほとばしる熱くエモーショナルなプレイまで、ソロパートでもその実力を遺憾なく発揮します。非現実的な浮遊感を醸し出すプログラミングの用い方も見事なセンス。いかにもポーランド然とした仄暗くも感動的な力作です。 YESTERNIGHTに簡単なインタビューを行いました! -1.本作『The False Awakening』で、どのようなサウンドを目指しましたか。 僕らはこのデビューアルバムで特定の音楽スタイルというものを目指したわけじゃないんだ。各メンバーのインスピレーションによってもたらされた自然な結果がYESTERNIGHTというバンドだと言えるからね。 -2.YESTERNIGHTの音楽に最も影響を与えているバンドや作品を教えてください。 ピンク・フロイド、ポーキュパイン・トゥリー、オーペス、アナシマあたりかな。まだまだあるけどね。 -3.これまで聴いた中で最もお気に入りのアルバムを教えてください。またそれを聴いたとき印象はどんなものでしたか。 僕達の一番好きなアルバムと言ったら、おそらくはポーキュパイン・トゥリーの『Deadwing』だね。たくさんの美しいメロディーと様々な音楽ジャンルによって構成されている、とても刺激的でインスピレーションに富んだアルバムだよ! -4.音楽以外の活動や趣味はありますか。 メンバーのうち2人は料理をするのが大好きだよ! -5.あなた達が活動しているブィドゴシュチュ(Bydgoszcz)という街について教えてください。 ブィドゴシュチュは僕らメンバーが出会った街なんだ。メンバーのKamilだけがブィドゴシュチュ在住で、Marcinがオランダのユトレヒト、Bartekがワルシャワとそれぞれ別の街に住んでいる。 ブィドゴシュチュはポーランド北部のとても美しい街だよ。ポーランドで8番目に大きな都市で、36万人が住んでいる。またブィドゴシュチュは音楽の街とも呼ばれてきた、現代ヨーロッパ文化にとって重要な場所でもあるんだ。 -6.日本でYESTERNIGHTの音楽が聴かれていることをどのように思いますか。 これは驚き以上のもので、実のところ信じられないくらいだよ!とにかくとても名誉なことだね! -7.これまでに聴いたことがある日本のバンドはいますか。 GazettEというバンド(日本のヴィジュアル系ロック・バンド)を聴いたことがあるよ。 -8.最後に日本のプログレ・ファンへメッセージをお願いします。 僕達のアルバム「The False Awakening」を聴いてくれてありがとうございます。日本で僕らの音楽が聴かれていると聞いて大変光栄な思いです。いつか、あなた達の住んでいる美しい国で演奏ができたら素晴らしいことだと思います!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
トレーがテープで接着されています
ポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、17年作4th。デビュー時よりユニット名に象徴されるマイク・オールドフィールド色とフロイド憧憬を合わせ持ったグループとして存在感を放っていましたが、前作から13年ぶりのリリースとなった今作でも、メランコリックな浮遊感を持つ内省的なサウンドにエレクトロニクスも散りばめた幻想的ながらも厳粛さのあるサウンドを聴かせています。そこに以前からの持ち味と言えるギルモアのプレイを見事に再現したエモーショナルなギターが入ってくると、初期と変わらぬフロイドへの憧憬が溢れてきて、その変わらぬスタイルが嬉しいところです。ポーランドらしい薄暗く深遠に広がる音響もフロイドタイプの音像に絶妙に溶け込んでいて素晴らしい。最終曲は17分に及ぶ大作で、2作目にも参加したCAMELのコリン・バースが作曲とヴォーカルで再参加。ここでのギターは前曲までのギルモア調とは打って変わって柔らかなトーンで滑るようにフレーズを紡ぎ出すラティマーのタッチを聴かせていてその再現性にまたもや驚きます。エレクトロニクスが全編を覆いますが、ラティマー調のドラマティックなギターがヒューマンな温かみをもたらしているのが実に見事です。フロイド色、キャメル色をポーランドらしい仄暗く耽美な音像が包み込む力作です。
ロシアのグループ、07年作。漢詩を元にしたコンセプト・アルバム。ただ中国風味は、キーボードが琴や縦笛風の音色を時々奏でる程度で、ほとんどは、クラシカルなキーボードをフィーチャーしたドラマティックなシンフォニック・ロック。演奏のダイナミズムと圧倒的な構築力は相変わらず。シンフォニック・ロック・ファンは必聴の名作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。コンセプト・アルバムとなった00年作の2nd。デビュー作で印象的だった、ネオ・プログレの叙情性とともにピンク・フロイドのDNAを継ぎ、メランコリックかつ映像喚起的なサウンドの延長線上に、「静」と「動」の対比鮮やかに、よりスケールを増した印象。『アニマルス』『ウォール』あたりのフロイドを彷彿させるアコースティックなオープニング・ナンバーからはじまり、無機的な音色のストリングス・シンセをバックにヘヴィなギターが炸裂し、ジェネシスばりのドラマティックなリズムのアクセントとともに、サックスが乱入して荘厳に盛り上がる展開にノックアウト。前作以上にエモーショナルに泣きのフレーズを奏でるギターも素晴らしいし、気品あるタッチのピアノやワルツ曲などポーランド生まれのショパンのエッセンスを感じるし、前作以上にメロディアスさが際立っています。なお、前作はポーランド語でしたが、本作は英語で歌われています。曲間なく繰り広げられる壮大な音のドラマに感動すること間違いなしな傑作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
紙ジャケに折れあり、英文ライナーが糊付けされていて取り出せません
Tomasz Pasko(MILLENIUM)、Marcin Kruczek(NEMESIZ)らによって結成されたポーランド産シンフォニックロックバンドの07年デビュー作。その音楽性はMILLENIUMにおけるポンプ/ネオプログレ色を残しつつも、Quidam系の爽やかさが絶妙なバランスで交差するメロディック/シンフォニックロックです。哀愁を帯びながら泣きまくるギターサウンドと、東欧らしい冷たさを持ちながら表情豊かに彩りを添えるキーボードが素晴らしく、印象的なフレーズにも恵まれた入魂の作品となっています。また、静と動の対比が素晴らしく、激しいバンドアンサンブルからアコギのセンチメンタルなソロへの流れなど、抑揚をつけた展開で飽きさせません。メロディーメイクの良さはポーランドという国の個性にすらなりつつあり、このMINDFIELDSも例に漏れず、内省的且つ感情を込めた素晴らしいメロディーが映える素晴らしい音を聴かせます。東欧ファンは要チェックの1枚。
スイスのグループ、94年作。ファンタスティックで叙情性溢れるキーボードとHR/HM的ながらたいへんメランコリックなギターが、繊細で詩情溢れる絵を描く美意識に富んだシンフォニック・ロック。感受性の豊かさを感じさせるドラマティックなヴォーカルも魅力的。なんというか「引きの美学」を感じさせるアーティスティックな名作です。
マルチ・インスト奏者のShane Atkinsonを中心に結成され、アメリカはナッシュビルを拠点に活動するプログレ・バンド、2016年デビュー作。伸びやかなハイ・トーンと「繊細かつパワフル」とでも言えるような表現力豊かな歌唱が魅力のヴォーカル。カンサスを彷彿させる陰影とキャッチーさを兼ね揃えたフックに富んだメロディ。ストレートなアレンジにすればメロディアス・ハード・ロックとして一級品に仕立てることが出来そうな魅力的なヴォーカル&メロディを軸に、クラシカルで流麗なピアノ、メロトロンやムーグなどヴィンテージなトーンをふんだんに使った重厚なキーボード、多声のコーラス・ワークなどがドラマティック&プログレッシヴに彩るサウンドが持ち味です。バンドの出身地を知らずに聴けば、アメリカのバンドとは思わず、オランダあたりのバンドと思うかもしれません。そんなヨーロッパのバンドに通じる陰影と格調高さとメロディアスさを持った注目の新鋭です。これは快作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
KARFAGENのキーボード奏者ANTONY KALUGINによるプロジェクト・バンドSUNCHILDの12年作。PINK FLOYDからの影響が色濃く現れた空間的な音作りが特徴的で、その中をクリアな響くギターと重量感たっぷりに刻まれるリズムという北欧プログレを思わせるコンビネーションが力強く歩む劇的なシンフォニック・ロックを展開します。多彩に音色を変えつつアンサンブルを彩るシンセ、豊穣な音色を聴かせるオルガンも特筆ものの素晴らしさ。加えて、プログレ的な難解さを微塵も持たない洗練されたメロディラインと肉感的な歌唱が、このグループならでは魅力を醸し出しています。後半の20分超に及ぶ組曲も恐るべき完成度。これは現代メロディアス・シンフォとして非の打ち所のないほどの傑作です。
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干スレあり
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