GEM120(FLWED GEMS) 【2014年発売CD】
71年のニューヨークはカーネギー・ホールでの28人に及ぶライヴ音源をボーナス・トラックとして収録。
ツイン・リードじゃないけど、リリカルな楽曲とギターの雰囲気は、ウィッシュボーン・アッシュからの米国からの回答。これはハーヴェストやネオンあたりのフォーキーなブリティッシュ・ロックが好きならたまらないはず!
地元ではジョー・ウォルシュともバンドを一時結成していたギタリストのPhil Keaggyを中心とするオハイオ出身のトリオ。71年初期のデッカよりリリースされたデビュー作で、録音は、ジミ・ヘンドリックスのエレクトリック・レディ・スタジオで、プロデュースは、ヴァン・モリソンの『アストラル・ウィークス』でも知られるプロデューサーのLewis Merenstein。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドでお馴染みのジョン・ケイルがヴィオラで参加しているのも特筆。艶のあるトーンのギター・アルペジオ、浮遊するエレクトリック・ヴィオラ、そして、エコーに包まれた繊細で幻想的なハイ・トーンのヴォーカル。1曲目のオープニングから期待度が高まります。サビでは、弦楽器も鳴り響いて盛り上がり、ソロでは、まるでは英国のバンドのように、フルートが夢想的に鳴り、ギターがこれでもかとエモーショナルに歌心あるフレーズを聴かせる。ツイン・リードこそありませんが、リリカルな楽曲とギターの雰囲気は、ウィッシュボーン・アッシュからの米国からの回答。これはハーヴェストやネオンあたりのフォーキーなブリティッシュ・ロックが好きならたまらない逸品。素晴らしい!
ツェッペリン旋風の中から生まれた1971年のアメリカン・ハード・ロック名作特集!
アメリカらしいキャッチーなメロディを持つハード・ロックももちろん魅力的ですが、コアなブリティッシュ・ハード・ロックのファンを唸らせるディープな名作もアメリカに数多く残されています。ツェッペリン旋風の中から生まれた1971年のアメリカン・ハード・ロックを特集いたしましょう。
エッジの立ったギターがスピーディーなリフを刻むスリリングなハード・ロックをテーマに、世界のロックを探求!
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