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1. Kizza Me |
2. Thank You Friends |
3. Big Black Car |
4. Jesus Christ |
5. Femme Fatale |
6. "O, Dana" |
7. Holocaust |
8. Kangaroo |
9. Stroke It Noel |
10. For You |
11. You Can't Have Me |
12. Nightime |
13. Blue Moon |
14. Take Care |
15. Nature Boy |
16. Till The End Of The Day |
17. Dream Lover |
18. Downs |
19. Whole Lotta Shakin' Goin' On |
キャッチーなメロディーにハードなギター、グッとくるメロディーが魅力のパワー・ポップ。今日はアメリカのパワー・ポップ・バンドをカケレコ棚から探してみたいと思います。
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70年代に突如出現したオルタナティブ(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ビッグ・スターは、鳴かず飛ばずだった70年代現役の頃よりずっと後年で評価されています。80年代の4ADレーベルやファクトリー・レーベルの音は、もろこのサード作の深いリバーブをお手本にしています。ジス・モータル・コイルにいたっては、「カンガルー」をカバーしているぐらいです。さらにオルタナティブへの影響も。聴けば聴くほど深い森に迷い込んだような奥深さを感じます。やっていることは、本当にポップなんですけれど。
このサードは、元気いっぱいだった前2作に比較すると、ずっと暗いトーンが基調になっています。セールスを気にせず、アレックス・チルトンとプロデューサーが、納得できる音を追究したとライナーにあります。でも名門スタックスの廃業とともに、この作は未完成に終わっているそうですから、そこらへんの事情もあるかも知れません。
別のビッグ・スターのレビューで書きましたとおり、わたしが「ポップ」の要素と考えているのはアバンギャルドです。ほとんど演奏家がチルトンとドラマーだけになっている状況で、様々なエフェクトを使いこなして飽きさせない音を作り出しています。ベルベットのようなフォークに、インダストリアル・ノイズやメロトロンを加えてみたり。ストレートでない分、このサードを最高だとコメントするかたもいらっしゃいます。