73年に結成されたオランダのプログレ・グループ、78年の唯一作。WouterとDolfのPlanteijdt兄弟のギターを中心とする技巧的なプログレが特徴で、ロバート・フリップばりのエキセントリックなフレーズから、カンタベリーにも通ずるジャジーかつ流麗なフレーズまで自在。バックも安定感抜群で、特にベーシストはクリス・スクワイアばりのゴリゴリ・ベースから『太陽と戦慄』期のジョン・ウェットンを彷彿させる重厚な演奏まで圧倒的な存在感を放っています。インストが基本で、『太陽と戦慄』ばりの硬質なヘヴィ・プログレから一転してハットフィールド&ザ・ノースの1stのような叙情的なフュージョンへと切り替わるなど、起伏に富んだ展開も聴き所。ジャケはまるでパンクかグラムかですが、サウンドは驚きの完成度を誇るユーロ・プログレ。
APHRODITE'S CHILD/END OF THE WORLD
ヴァンゲリスがソロ活動前に率いたグループ、68年1st、欧州各国で大ヒットを記録した「Rain And Tear(雨と涙)」収録
2,390円(税込2,629円)
エリック・クラプトン/ジンジャー・ベイカー/スティーヴ・ウィンウッドらビッグネームが集結するも半年という短命に終わったスーパーグループ、69年唯一作
1,190円(税込1,309円)
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