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1. 旅に出よう |
2. 死ぬまえに |
3. 友だちはどこへ行った |
4. きみの中にいるとき |
5. 暗闇での苦しみ |
6. 手にあまって |
7. 淋しい想い出 |
8. 孤独な兄弟 |
9. 間違った方向 |
10. 子供の目 |
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子どもの日に子どもの目(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
なぜ音楽を聴くのかと言いましたら、…好きだから。言い換えると豊かになりたいから…です。ただし、わたしには、キャンプをしたり、うどんを打ったり、畑をしたり、という別な豊かさもあるので、正直音楽だけで豊かなわけでもありません。職業や虚栄心で音楽を「書く」立場にならなくて、本当に良かったと思います。いますでしょ、こんなに聴いているんだ、と自慢するレビュワーの人。新録音も新譜も聞かなくていい。豊かだと思うジャンルだけ掘り下げられるのは幸せです。トム・ヤンスは、いい歳になってから聴き始め、とりこになった人で、これはわたしには珍しい例です。だって子どもの頃、レコードを買うお金がない頃の音楽のほうが耳には残るじゃないですか。
リトル・フィート人脈が大挙参加していますし、デイビッド・リンドレーが弾き、チャック・レイニーとハーベイ・メイスンまで加わっています。歌手作曲家の作風だけでなく、バンド・サウンドも素晴らしい。そしてアクースティック・ギターが実に美しいレコードです。輪郭の太い音を聴いていると安らぎ、体温が上がってきます。
トム・ヤンスは、子どもの目を、神聖で、嘘のつけない存在と思っているようです。子どもと犬には嫌われたくない、と思っている自分にはよくわかります。2024.05.05