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ブライトン、6位おめでとう(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
今年になって驚いている英国ネタが、ふたつ。万年マイナー・リーグだったブライトンの大躍進と、ブリテンズ・ゴット・タレントに出演した安村です。トニー・カクこと、とにかく明るい安村は、「大丈夫。はいてますよ。」のところを、「ドント・ウォーリ〜。アイム・ウェア〜リン」と言い、英国の大観衆が「パ〜ンツ」と叫んで、笑い転げる。辛口審査員のサイモンにも、今年になって最高のタレントだ、と言わしめています。英国人の笑いと言ったら、シニカルでアイロニカルで、知的ウィットがなければ受けないものだと思っていました。安村の国境を無視した強引芸も大したものです。英国人、かわいいじゃないか。
ポップの缶詰と言えるディフォード・アンド・ティルブルックの唯一盤。これを聴いて本当に理解できるのはやはり英国人だけなんでしょう。野球かオレンジをしぼる時ぐらいにしか使わない言葉「スクイーズ」をバンド名にもつブレインの二人です。自分たちが好きなメロディを書き、気持ちよさそうに歌っています。たぶんチャート・アクションを気にせず、信じた線でやろう、と話し合ったと思うのです。次から次へとカタルシスまみれになる名旋律でパーティー気分です。若干80年代特有の単調ビートが残念ですけど。安村がんばれ、優勝しろと応援している日本人です、わたし。2023.05.22