ROGER CHAPMANのアクの強いヴォーカル、骨太なアンサンブル、英国的な薫りを放つ好バンド、8枚目となる73年発表のラストアルバム
472円(税込519円)
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歪んでいてうるさくて、ドラムズも最高(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ブルーズをなぜ聴くか。今となっては時代おくれであるし、聴く人は周りにいない。語り合う人もいない。R&Bならともかく、ブルーズはなあ、と言われる。そのくせ、洋楽日本盤CDのライナーを見ると、ブルーズの知識があること前提で書かれている。バイヤーズ・ガイドはやたら沢山載っていて買う気をなくさせるか、ほとんど旧知で意味をなさないか両極端。誰か俺にブルーズを教えてくれよう。うぉううぉう。と嘆いていたのがわたしのブルーズ入り口。ほんとにそうです。そして未だにブルーズを語る友はいません。
マディ・ウォーターズやらロバート・ジョンスンやらBBキングやらでうろうろしているとき、突然検索でハウンドドッグが引っかかったのです。これは神の啓示と言えるんではなかろうか。たしか「ブギ」と検索したんです。プロフィールを読めば読むほど面白い。ブルーズ音楽家のコアな人は、たいてい事件起こしていたり、ほかの仕事についていたり、やくざな人ばっかりです。ハウンドドッグは中でまともな人でしたが、1915年生まれでCDデビューが71年。これだけ野良犬のような活動していた人知りません。苦労したんだろうな。全然音楽からそんなこと感じないけど。エルモア・ジェイムズの古い友達。「イット・ハーツ・ミー・トゥー」演奏しています。2023.01.08