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カナダのサイケデリック・ロック・トリオ、ビートリッシュ＆ブルージー＆サイケな69年デビュー作

カナダのサイケデリック・ロック・トリオ、69年にCAPITOLからリリースされたデビュー作。轟音が飛び出しそうなジャケから身構えていると、あれれ、アコギ爪弾きとともにビートリッシュなメロディ＆ハーモニーが聞こえてきてびっくり。木琴や管楽器のアレンジも洗練されていて、ジャケの雰囲気と全然違う！けど、良い！なるほど、カナダでは3位となる大ヒットでアメリカでもヒットした曲のようです。2曲目もオルガンがたゆたうちょっぴり気だるいナンバー。3曲目は、おっ、いよいよくるぞくるぞ、という感じの荘厳なイントロだけど、歌が入るとドリーミー。4曲目はハープシコードが彩るプロコル・ハルムっぽい曲だし、あれ、サイケじゃないのかと思ってると、クラプトン擁するブルースブレイカーズのコピーでお馴染みの「Hideaway」でブルージーに決めたあと、6曲目〜7曲目はブルージーなファズ・ギターとオルガンがうねるサイケ・ナンバー炸裂！なるほど、ビートリッシュ＆ドリーミーな旧アナログA面、ブルース・ロックをベースにサイケなオルガンをまぶしたB面という構成なのね。いかにもレイト60sらしいブルース〜サイケ〜ポップのごった煮を堪能。演奏、メロともにかなりハイ・レベル、ハイ・センス。好グループです。