アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. 俺達は野獣だ! |
2. イージー・ストリート |
3. 落日のハイウェイ |
4. 悪魔の少女 |
5. うす汚れたブルース |
6. ロックンロール・ウーマン |
7. 待ちわびた誘惑 |
8. ロックンロール・クィーン |
9. 君を抱きしめて |
10. 星空にドライブ |
11. 暴虐とロマンの野獣たち |
COLUMN THE REFLECTION 第76回 目を覚ませ! 暑さをぶっ飛ばせ! 〜 残暑見舞プレイリスト!!「70年代、キャッチーなハード・ロック」 〜 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「Column The Reflection」!今回は氏にとって思い出深い、夏の暑さを吹き飛ばすような70年代ハード・ロック曲をピックアップいたします。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
これ一枚で米国ポップの8割は分かる(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
一つかみでウインター・ファミリーと言ってしまいますが、兄ちゃんとエドガー・ウインターの音楽傾向がいかに違うか。兄ちゃんのブルーズを手伝ったり、R&Bファンクに傾倒したりしたあと、USポップのど真ん中を射抜いた名盤と言っていいでしょう。最近でこそエドガー・ウインターなんて誰も言わなくなりましたけれど。中学校の給食の時間に流れていたぐらいです。
前作までロニー・モントローズが在籍していたという信じられないラインナップ。この盤でモントローズに代わったのが泣く子も黙るデリンジャー先生です。もともとポップス・グループにデリンジャー先生はいたので、こうしたポップス王道に合わせたギターも弾けてしまうのです。さらに良い声を聴かせるダン・ハートマン。この人は天才的に曲づくりが上手い。12.Easy Street、13.Sundown とつながる流れは素晴らしくて涙が出てきます。
エドガーのストロング・ポイントは、たいていの楽器を演奏できてしまうところ。すなわちどんな楽器でも使い方が分かっているということで、トッド・ラングレンにも匹敵する才能なのかも知れません。しかし、小難しいことを考える必要はなく、ハートマンの優しい声に震えたり、愉快にパーティしたりするのが、この音の楽しみ方かと思います。
なに、エドガー・ウインターをご存じない?それはリスナー人生の40%ぐらいを損しています。