MAMCD235(EDEN)
このカッコよさは悶絶モノ!ジャズそのものなタイム感を持つ切れ味抜群のリズム隊の上をギターがスリリングにひた走る、アルゼンチン産超絶技巧ジャズ・ロック!!
アルゼンチン、新鋭ジャズ・ロック・トリオによる11年デビュー作。通常のジャズ・ロックと比較してもジャジーなエッセンスを多く含むジャズ寄りのアプローチではあるものの、シャープな中にもロック的な肉感が息づくドラムや、普通のジャズ・ギターかと思えば突然クリムゾンが憑いたかのようなヴァイオレンスなヘヴィー・メタリック・サウンドを繰り出すギター、反面超絶的なテクニックでジャズに徹するベースなど、このジャズとロックの配合比率の妙が他では聴けない独特のジャズ・ロックを生んでいます。時おり現れてはヒステリックに叫ぶヴァイオリンもかなり印象的。全体にシリアスなサウンドを聴かせてはいますが、どことなく南米的なムーディーな空気も感じ取れるのが面白いところです。ジャズとロックをこれまでにないバランスで取り合わせた秀作に仕上がっています。
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