アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Long May You Run |
2. Make Love To You |
3. Midnignt On The Bay |
4. Black Coral |
5. Ocean Girl |
6. Let it Shine |
7. 12/8 Blues (All The Same) |
8. Fontainebleau |
9. Guardian Angel |
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
二人の方向がばらばら…でも、それでいいような気もする(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
スティルズとヤングが共演すると、いつもヤングの勝ちなんです。スティルズがどんなに技巧をこらそうが、音楽素養の深さを見せつけようが、ヤングの個性がスティルスに勝ってしまいます。ヤングの声とギターにはそういう磁力があるんですね。わたしは、ヤングのソロもよく聴くユーザーですが、二人対決になるとスティルスを応援してしまうタチです。だっていつも負けるから。スティルスの曲にヤングがコーラスをつけ、ヤングの曲でスティルスがギターを弾く。これだけで、このアルバムの目的は達成されているのではないでしょうか。そして好きなのが7. 12/8 Blues です。三拍のブギ・ブルーズという新しい試みで、とてもスティルスらしいです。歪んだギターで対抗するヤングもよいです。
時系列をおさらいしておきますと、スティルズが「スティルズ」制作後でおそらく「イリーガル・スティルズ」の制作途中。ヤングは「トゥナイツ・ザ・ナイト」「ズマ」の後。スティルズはマナサスでやりたかった音楽をあらかた出し尽くしてしまい、燃え尽き状態にあったかも知れません。ヤングは、ドラッグでメンバーを失って、あの馬鹿騒ぎは何だったんだろうと反省し、フォークを素朴に歌えていた時期はよかったなあ、でも昔に戻れないな、と思っていたでしょう。そのヤングが一回だけ昔に戻って見せたのが1. Long May You Run でしょう。2021.10.22