PAUL MCCARTNEY & WINGS/BAND ON THE RUN
73年リリース、ナイジェリアのラゴスで録音された、ポール・マッカートニー起死回生の傑作!
2,890円(税込3,179円)
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1. 栄光のパレード |
2. 陽気なハンティング |
3. ウィズアウト・ユージング・ハンドス |
4. 若さでスウィング |
5. アンダー・ザ・テーブル・ウィズ・ハー |
6. ハウ・アー・ユー・ゲッティング・ホーム! |
7. ピネアプリィ |
8. テッツス |
9. ジョニーの物語 |
10. ザ・レディ・イズ・リンゲリング |
11. 未来は未来 |
12. 恋はルックスで |
13. ミス・ザ・スタート,ミス・ジ・エンド |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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カリフォルニアの悪意(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしは長いこと、スパークスを英国のバンドだと勘違いしておりました。英国出身の彼らがなぜ米国に渡って活動しているのだ、と。彼らは生粋のフォーク嫌いカリフォルニア人です。新潟生まれのうどん大好き人みたいなものでしょうか。(かなり違うか…)彼らのねじくれた茶化し精神が存分に発揮された力作で、プロデュースは泣く子もだまるトニー・ビスコンティです。ビッグ・バンドにしたい、マーチングにしたいというスパークスのオーダーに的確に答えたようです。
わたしはクイーンのあとで彼らを知ったので、この大袈裟、時代がかったセンスを大好きになりました。最も聴きこんだ一枚です。ところが彼らの場合、きわどい内容を歌っている割に何がなんだか判らない。例えば8.Tits という曲があり、ハリーという主人公に向かっておっぱいを飲め、飲めとしつこく歌われるのですが何のことかさっぱり。深読みするととてもエロティックかつグロテスクなイメージの気がするんです。同じく3.Without Using Hands ではリッツ・ホテルを舞台に「手を使わない」ことの素晴らしさをえんえん聴かせられます。手を使わずに何をしようとするんだ?最後、ホテルで爆破事件があり支配人が手を失ってしまうのですが。
とにかく曲のテーマは全部ヘンです。最もグラムがかったアルバムと言えますけれど、初めて聴いた人はどこがグラムと思うのでは…。やたらチャカチャカしたロンのキーボードも良いですし、いきなり走り出すギターやベースもとても好きです。