3月は、我らが日本のプログレッシヴ・ロックに注目します☆
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ミスター・シリウスのデビュー作にして傑作(0 拍手)
まけろうさん レビューをすべて見る
ミスター・シリウスこと宮武和広氏が結成したプログレバンド。宮武氏はフルートも演奏し、ボーカルは元ページェントの永井博子(大木理沙)。本作は廃盤が長く続いたためレア盤であったが、近年、ジャケ違いで再発されている(オリジナルジャケの方が美しい絵画で良かったが・・・)。よく日本のP.F.Mといった例えがされるが、P.F.M的部分はありつつも、日本的なメロディーを多く含み、繊細で美しい音楽が展開される。バンドとしてライブをした回数はかなり少ないと思うが、彼らの代表曲とも言えるステップ・イントゥ・イースター、エターナル・ジェラシーなどが収録された好作品。デビュー作にしてすでに完成の域にある。なお、宮武氏はその後、音楽活動から少し離れ、傘屋を経営されていたりする。